放送始まりの時間
5分が過ぎた。 その後も4人は俺を責めつずけた。 畜生ッ、俺の事を皆して舐めやがって。 しかし、俺の事を責めるだけで、 何も始まらなった。 「俺の事を責めても何も始まらないぞ」 一応、言ってみた。 「じゃあ、ロープを外せよッ」 と、4人からの有り難い言葉を頂戴した。 タダでも要らないけど。 どうして、人を責めるだけで、 ここから脱出することを考えようとしないんだ? ・・・・・そうか。 こいつらはぎゃぁぎゃぁ騒ぐだけのバカの猿だからか。 という結論に至り、俺は黙ることにした。 「えぇ。怖じ気ずいて黙っちまったか?舐めんなクソっ」 兄が怒鳴った。その時・・・・・。 「えぇ皆さん」 どこからか、女性の声が聞こえた。 決して、恋人の声では、ない。 その声には、感情が籠っておらず、どう 「元気でしょうか」 それは天井にあるUFOから聞こえた。 というか、元気な訳ないだろッ。 俺は、心の中で叫んだ。 それが、 これから始まる、 殺人ゲームの幕開けだとも知らずに・・・・・。




