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起きる時間

 「んッ」                                            俺は、目が覚めた。どうやら椅子に座っているようだ。何だろう不思議な感じだ。そして立ち上がろうとした。しかし、何故か立ち上がれない。                                 「どうして」                                          俺は、ある事に気が付いた。                                    ロープで動けないように、                                     椅子ごと胴体がぐるぐるに巻かれていた。                              「何なんだ」                                          全くこの状況を理解できなかった。俺は、周りを見回した。さらに理解することができなかった。そこは、扉のない36畳程のコンクリートで出来た部屋だった。そして、自分は、中央におり、右隣りには恋人がその右隣りには幼馴染が今の自分と同じ状況で椅子に座りながら寝ていた。左隣には兄がその右隣りには友達も同じ状況だった。そして、天井にはUFOキャッチャーには欠かせない人一人つかめそうなUFOの部分がぶら下がっていた。そこから明るい光が発せられていた。                          「どういう事なんだ」                                      俺はそう呟くしかなかった。      

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