表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/25

第2話:久しぶりの学校

神兵に昇格した隼人たちの学校生活

普段とはかわりないはずなのだが・・・・・


「隼人〜〜!早く起きないと遅刻しちゃうよ〜!」

 この声で起されるのはいつもの日課だ

 因みに今、俺を起してくれてるのは幼馴染の氷室亜矢ひむろあや

 一人暮らしをしているため、毎朝朝食を作りに来てくれるついでに起してもらっている

「あ〜、今起きた・・・・」

 俺はいつも通りの生返事をし、制服に着替え支度を亜矢と家を出た

 朝食は作ってくれてるものの、起きるのが遅く弁当行きになる始末

「ほ〜ら、早くしないと遅れちゃうよ」

「わかってるって!ってかなんか嬉しそうだな?」

「だって、隼人と学校に行くの久しぶりだもん!」

 ピンク色の髪を靡かせ、俺の一歩前に出て振り返って言った

 そういやぁ、神兵になるとかで結構家を空けてたからなぁ

 学校には出席停止の届を出してたから、そんなには気にしてなかったけど確かに久しぶりだった


「朝からいちゃつくヒマがあったら、俺にも誰か紹介してくれよ」

 せっかく懐かしみの余韻に浸ってる所を烏丸に邪魔された

「烏丸くんおはよ!」

「よぉ!」

 烏丸は右手を上げ軽く挨拶をした

「あ、隼人に鋭霧!今日は学校に来たんだ」

 またしても後ろから声をかけられた

 声の正体は俺の大親友の陽河光喜ひかわこうき

 背が小さく大きく見せるためか、いつも前髪を逆立てている

「てっきりくたばったかと思ったぜ」

 この嫌味を言ったのは、光喜の隣にいる、兄の悠夜ゆうや

 腰まで黒髪を伸ばし、いつも黒い服装に身を包んでいる

 学校の不良共をまとめている、いわばトップだ

 俺も一回サシで勝負したけど、嘗めてかかったせいか引き分けでおわちまった

「お前に勝つまでくたばる気はねぇよ」

 俺は悠夜に思いっきりガンを飛ばしてやった

 だが、悠夜は冷め切った表情で、学校へと向かっていった

「あの態度ムカつく!後ろから殴り倒したろかい!!」

「まぁまぁ・・・・」

 俺が右拳を上に挙げ悠夜に殴りかかる所を、光喜と亜矢に止められ、俺は怒りを抑えた

 因みに陽河兄弟はこの二人だけではない

 一つ上のクラスに一人、そして一つ下のクラスに一人いる。そして悠夜と光喜は双子で俺らと同じ学年だ

 合計4人兄弟っということだ。まぁ俺には関係ないことだけどな

 まぁ、こんなそんなで烏丸と光喜らとバカやってるうちに学校に着いた

 当然モタモタしてたせいで遅刻俺と烏丸だけ遅刻扱いされた

 光喜は滑り込みセーフで亜矢は女の子だからしょうがないと許したバカ教師

 これは明らかえこひいきだろ?


 っというわけで1限目は廊下でバケツを持ち、烏丸と立たされるハメに・・・

「なんで俺達だけなんだよ!まぁ別に教室にいても授業受けるしないしこっちでも悪かないか」

「悪いに決まってるだろ!」

 めちゃくちゃ楽観的な考えな烏丸が羨ましく思えた1時間であった


 〜昼休み〜


「ねぇ、もうお昼だョ!お弁当食べに行こうよ」

 誰かが俺の体を揺すってきた

「ねぇってば!みんなもう屋上へ行っちゃたよ」

 俺はその声と頭の激痛に目を覚ました

「いってーーーー!」

 俺が机にうつ伏せて寝ている状態から起き上がると何冊もの辞典が転がり落ちた

 そういえば2限目から寝たおしてたんだが、こんなにも殴られてたのか・・・・

「隼人、やっと起きた!もうみんないっちゃったよ」

 亜矢が弁当二つを俺に見せた

「今から屋上行ってもあいつらがうるさくてロク食えねえだろ。中庭で食おうぜ」

 俺はそう言い、中庭に移動した


「ねぇ、あの人の格好なんか変だよ」

 亜矢が目の前にいる人を目で合図してきた

 黒いローブで身を隠し、フードまでかぶって、明らか学校とは縁がない格好だった

「無視だ、無視!」

 俺は亜矢にそう呟き、そのまま歩き続けた

 そしてすれ違う瞬間・・・・

「この指令は対抗戦でもあるのですよ」

 俺の耳にそういう言葉が入り込んできて、振り向いた時には黒いローブの人はいなかった

「あの人いないよ〜」

 亜矢が怯えたながら、俺にしがみついてきた

「ノンキに飯とか食ってる場合じゃねぇかな?」

 俺はそう呟くも、やっぱり弁当は食うことにした

「腹が減っては戦はできぬ、って言うしな!」




ある人のオリキャラを使わせてもらってます

その人のキャラクターの登場許可を貰うために少々投稿が遅れてしまいました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ