第1話:神兵への昇格
俺の名前は鬼庭隼人。今はわけあって魔女狩りの神兵をしている
それで今から神兵になって始めての指令を受けるため、別室に移動中だ
「よう、隼人!お前も今から指令もらいに行くのか?」
話し掛けてきたのは俺と同じ神兵の烏丸鋭霧だ
赤髪で無作為に前髪を立てていて、俺の本当の学校の制服を着ていた
因みにこれは余談だが、俺にはここの魔法学校以外にもちゃんとした、皆と同じ普通の学校にも通っている
そんでもって、こいつは俺のクラスメイトだ
「まぁ、そんな嫌そうな顔しねぇで、一緒に歩こうぜ」
烏丸はそう言って俺の肩に手を回した
俺はそれを必死に振りほどこうとするが、烏丸は逆に巻きつこうとして離れん
こんな所誰かに見られたら、誤解される恐れがあるから、早く脱出できるよう試みたが遅かった
後ろから聞き覚えがある女の子の声が聞こえた
「仲がいいですね?」
げ・・・・相馬和こいつも俺と同じ神兵で、向こうの学校では同じ学年だがクラスは違う
容姿は太ももまで伸びる紺色のサラサラの髪の毛で、両肩に髪の毛をたらしていて、右側だけ束ねている
腰にはかなりの業物の日本刀2本がぶら下がっていた
「いや、これはこいつが勝手に・・・・」
俺は烏丸を必死の思いで引き剥がし、説明したけど、俺の考えすぎだったのか、相馬さんには本当に仲のいいとしか受けなかったらしい
とりあえず、俺たち3人はそのまま司令室に到着した
司令室には残りの神兵2人がもう来ていた
紅皐月と朝霧耀綱だ
この2人も一応向こうでも同じ学校なのだが、紅は後輩で、朝霧は先輩にあたる
部屋の奥には幹部会の5人が座っていた。ここで幹部会5人の紹介をしよう
幹部会のトップ水無月龍二赤髪のオールバック。長さは肩まであり、茶色い瞳をしている
どんな能力かは知らないが、トップというぐらいだから、すごい能力の持ち主なんだろう。神兵は烏丸だ
次に幹部会の1、2を争う光明寺大和茶髪でボサボサ頭。緑の瞳をしていて、眼鏡をかけている
棒術を得意とし、手から如意棒を召喚できるし、魔力の化身メデューサをも召喚できるすごい人。神兵は俺だ
残りの3人は同じくらいの強さらしい
安井沙耶水色の髪でボサボサショートヘアー。青い瞳
能力も不明。神兵は相馬さんだ
久遠時真幸茶髪で首の所まで髪の毛が伸びており、黒い瞳をしている
いつもスマイル顔で、まったく取り乱さないらしい。魔力の化身イクシオンを召喚できる。神兵は朝霧先輩だ
最後に真田美里黄色い髪のポニーテール。おろせば腰の辺りまである。緑の瞳
そして、最悪なことに俺と同じ学年同じクラスときた。神兵は紅だ
以上幹部会の5人の紹介終了!
ってほとんど能力とかは俺の上司である光明寺さん以外わからないんだけど・・・・
「さて、全員そろったことだ、指令を言い渡す」
最初に口を開いたのは幹部会のリーダー水無月さんだ
「あなたたちにはAランクまでの魔法使いを狩ってもらいます」
Aランクとは大体高層ビルを1秒で破壊できるほどの力を持つ者だ
数値言うと魔力値が5000以下ってことかな
「まぁ、早々Aランク以上の魔法使いが現れることはないと思いますし、片っ端から倒してください。では・・・・」
幹部会の奴らは指令を言うだけ言って去っていってしまった
「初めての指令が人殺しとは感じ悪りぃなぁ」
「まぁ、そんな頑張らんでええから、気楽にやっとき!」
俺がついグチをこぼしてしまったのを、光明寺さんに聞かれてしまってたらしい
「別に殺しても事故扱いになるんやし、人殺しとかきにせんでええ!じゃあ期待しとるからな」
そう言って、光明寺さんも去っていった
「やっぱ幹部会の人たちはすごいね」
「なんか次元が違うっていうか」
「俺なんか今まで足がすくんで動けなかったし」
紅と朝霧と烏丸は緊張が解けたのか、そんなことを話してた
「明日からまたいつもの生活に戻るのですね」
相馬さんが安心しきった顔で話し掛けてきた
「そうだといいけどな」
俺がそう答えると相馬さんは不思議そうな顔をした。どうやら指令をまったく聞いてなかったらしい
「まぁ、いつも通りと変わりないだろ」
相馬さんの代わりに俺が2人分狩ればいいことだ。そう思い俺は相馬さんに、指令のことは言わないことにした
「じゃあまた明日!」
「おーー!」
俺はこうして2日ぶりに家に帰った
そして明日からは、また普通の学生生活が始まる・・・・はず
文章力が乏しくてすみません
ちょっと一気にキャラを出させすぎたかなと、今でも悩み中ですw