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とあるなろう作家の気持ち  作者: 0
再びエッセイ的ななにか
89/95

トロフィーガールについて話そう!

本話でネタ的にトロフィーガール(ワイフ)を扱っておりますが、それらの言葉自体は蔑称の意味合いが強いです。使い方には気を付けてください。


 ――トロフィーガール。


 読んで字のごとく、栄誉の杯(トロフィー)のような女性(ガール)


 暗黙的に、男性の成功具合を示す社会的ステータスと見なされている存在ではないでしょうか。

 

 めちゃくちゃ綺麗な女性を連れている男性を見て、こう思ったことはないですか?

 ――あれ? なんかやけに釣り合っていないな?


 特に男女間での年齢差が顕著であればあるほど、そう思わずにはいられないのが人の性です。

 トロフィーワイフ、という単語の方が知名度は高いかも知れません。


 個人的には、パパ活女子(シュガーベイビー)の上位互換だと思っています。


 そもそもずっと疑問に思っているんですが、パパ活って要は援助交際ですよね?


 こう言うと、

「いや、体の関係は含まれないから!」「デートが目的だから!」

 そう声高に主張する者が現れるまでが一セットな気がしています。


 援助交際という隠語をさらにパパ活という隠語で覆うという、隠語界のミルフィーユ。


 その衣を全部取っ払ったときに、残ったその中身は誰が何と言おうが”売春”です。


 以下は売春防止法の二条からの抜粋になります。

”「売春」とは、対償を受け、又は受ける約束で、不特定の相手方と性交することをいう。”


「対償」とは一般的に、行為や義務に対しての代価や報酬、補償を意味する言葉で、その中身が金銭とは限りません。


 これに文句があるなら私ではなく法務省へどうぞ。


 見る人が見ればそのミルフィーユはボロボロです。



 閑話休題。


 

 めちゃくちゃ話がそれました。

 個人的には、パパ活という日本の闇の一端に触れたいわけじゃありません

 

 トロフィーガールです。

 物語におけるトロフィーガールについてお話したいです。


 物語ではある意味で、ヒロインは正しくトロフィーガールと言える気がします。

 正しく、というのは、いい意味で、ということです。


 ヒロインが登場する物語では、物語の当初ヒロインは主人公と対局の存在であることが多いです。

 主人公が陰気なら、ヒロインは陽気。

 主人公が弱気なら、ヒロインは強気。

 そう言ったわかりやすいものから、思想や信念といった一見じゃ理解しずらい内面まで。


 ヒロインと主人公がまったく同じなら、そのヒロインを登場させる必要ないですからね。


 主人公とヒロインが相容れない対局の存在だからこそ、その葛藤は大きく、見る者はその世界に引き込まれていくのではないでしょうか。


 それゆえに主人公とヒロインが結ばれる葛藤の解消は、見る者の心を揺さぶります。


 葛藤を乗り越えた先にある、物語の栄光の象徴(トロフィーガール)

 男女という観点から途中の物語も膨らませやすいですし、何よりわかりやすいです。


 トロフィーガールへの口づけ。

 それは主人公は葛藤を乗り越え、これまでの負け犬だった人生を克服した証です。


 書き手としましては、いかに独創性のあるトロフィーと、トロフィーガールへの口づけの過程を演出できるか、ということに頭を働かせています。


 ただ、どんなに変わった形のトロフィーでも、どんなに奇天烈なアプローチでも、

 物語では最後に「主人公がトロフィーを掴む」ことは変わりません。


 そう考えると、パンチの効いたヒロインが生まれてくるのは自明の理なのかもしれません。


文化的な馴染みの差だからかもしれませんが、個人的には、

「玉の輿に乗った」⇒やるぅー!

「トロフィーガールになった」⇒あっ……。

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