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とあるなろう作家の気持ち  作者: 0
再びエッセイ的ななにか
86/95

悪役令嬢のすゝめ!

小説の抽出にあたりましては、単純に検索機能の「検索」と「除外」を使いました。



 確率55%。



 突然ですが、これが何の確率かわかりますでしょうか。


 具体的な数で表すと、20,676作品中11,380作品。


 そうです。

 これは『小説になろう』における、悪役令嬢作品かつ転生作品の数です。


 約55%の確率で悪役令嬢の物語の主人公は転生者です。

 その確率は二枚のコインを投げて、コインが一枚でも表面がでる確率とほぼ等しいです。


 悪役令嬢ものに挑戦するにあたり、

「どういうのが人気なのかなぁ~」

 と検索してみたらびっくり。


 転生ばかり。


 あ。お気を悪くしないでください。

 転生を批判しているわけではないです。


 ただその数に驚いたという話です。


 私は考えました。

「そもそも転生作品が小説家になろうに多いんじゃないのかな?」



 結論から言うとそうでもないようです。

 


 このエッセイを綴っている二〇二四年九月九日の『小説家になろう』の総投稿本数では、

 1,038,719作品。

 そのうちで『転生』作品の数が、

 96,925作品。


 約9%。


 ただこの乱暴な統計は、エッセイなどの転生要素が薄いジャンルも含んでいます。


 今度は以下のその他のジャンルを除外して考えてましょう。


○エッセイ

 45,954作品

○詩

 56,811作品

○リプレイ

 669作品

○童話

 16,614作品

○その他

  53,741作品

――――――――

●合計

 173,789作品


 173,789作品。これがその他のジャンルに投稿されている小説の総数です。


 この数字をもとに改めて計算してみます。

 1,038,719作品(総数)ー173,789作品(その他)=864,930作品

 96,925作品(転生)/864,930作品(その他を除外した総数)=11.2


 約11%


 全体的な作品傾向としては、作品の約十作品に一作品の主要人物が転生者だと言えます。


 この数字からも、悪役令嬢の約55%がいかに大きい数字かが見えてきます。

 これは「悪役令嬢」と「転生」は親和性が高いと言えるのではないでしょうか。


 いや、それにしたって多いです。


「チート」ならその親和性に勝てるかな? と思い、これも調べて見ました。

「チート」を取り扱った総投稿本数は58,096作品。

 その中で「転生」作品は、24,669作品。


 つまり、約42%です。

  

 成功確率55%なら「いけるかな?」

 ですけど、

 成功確率42%なら「だめかな?」

 ですよね。

 

 つまり、それぐらいの開きが二つにはあります。


 色々とつまらない数字遊びを展開しましたが、この統計に意味はありません。

 ただの数字遊びです。


 ただの数字遊びをして気がついたのが、

 ――悪役令嬢に転生しすぎぃ!


ニッチなワードを使えば、55%以上はありそうですが、一定の人気を博しているジャンルでは「悪役令嬢」が実は一番「転生」と親和性高い説が出てきました。

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