短編を一ヶ月で十六本書いてみた!
ハイファンタジー大好きです。
短編作品を十六本書いてみて気がついたことは、
――起承転結のつけ方が難しい、ということです。
特に『結』――物語の締めた方。
今回書き上げた作品の中には、かなり力技になった作品もありました。
一万字の中で起承転結を付けるのがとても難しかったです。
特にファンタジー!
起承で書くこと多すぎです。
正直、相性ファンタジーと短編の相性はあんまりよくないです。
短編の文字数は、短編の内容の規模感に大きく影響してきます。
短編の物語は大きく分けると、三つの規模感に分けられます。
物語全体、物語の一部、物語の一コマ。
①物語全体を書く。
結論から言うと一万字以内の短編でやるべきではないです。
やるなとは言いませんが、かなりの苦難の道のりです。
二万字は欲しいところです。
個人的には一万字以内でちゃんと物語全体を書ききった作品は、
『NPCは終わる世界であなたを待つ』
(作品URL:https://ncode.syosetu.com/n8417fa/)
現状ではこの作品しか知らないです。
②物語の一部を書く。
物語の一部というのは章、または章の一部です。一部を概要化して書く。
物語を短編として書くのであれば、これが一番無難でしょう。
没入感をもってもらうのは難しいかもしれないですけど、書きたい物語の方向性は伝えることができます。
③物語の一コマを書く。
一部の中の一コマです。物語というより書きたい情景ですね。
物語はあんまり関係ないです。こういうの書きたい! 読みたい! の具現化した作品です。
書きたいシーンだけ書くので一番書きやすいですし、文字数も抑えることができます。
アイデアの勝利です。
短編の定義はあってないようなものなので、書きたいだけ文字数を費やすことができますが、ここでは一万字以下を想定しました。一本で二万字書くならそれを連載小説にして書きます。
一万字以内の短編であれば、③を書くか、世界観の説明を放り投げてわかってる人に向けて②で書くかが収まり良いです。
特に『異世界恋愛』ではその傾向が強いと感じました。
玉石混交の素人小説投稿サイトの中でもあのジャンルは魔境です。
すべてのジャンルに対して言えることですが、短い文字数でいかに読み手を楽しませることができるか。
そこに書き手の腕が試されている気がします……!
気がつけば本エッセイも十万字を越えていました……!




