表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
とあるなろう作家の気持ち  作者: 0
エッセイ的ななにか
8/95

物語の最適解ってなんだろう!

定期的に海外の人に日本ア二メのおすすめを伝える機会ができたので、個人的なおススメをまとめました!

せっかくなので、媒体は違えど日本のサブカルをエンジョイする日本人にも見て欲しいです!


 ――物語ってどうやって書けばいいんだろう?


 これに悩んだことがない人は書き手でいないでしょう。

 どうやって物語を書くのが正しいのだろうと。

 

 物語を読んでいる人は反対に、

 ――この物語をどうやって書いているんだろう?

 そう思ったことがあるかもしれません。


 物語はいくつかの出来事が組み合わさって一つの物語となります。

 その出来事の順番、量は物語の構成によって左右されます。


 日本で一番有名なものは「四幕構成」の『起承転結』。ついで『三幕構成』の「序破急」でしょうか。

 他には、「英雄の旅(ヒーローズ・ジャーニー)」の『神話の法則』。「SAVE THE CATの法則」の『ブレイク・スナイダー・ビート・シート(BS2)』あたりが世界的にも有名ですね。 BS2は脚本にまつわる法則ですが、物語を作るという観点では酷似しています。


『神話の法則』では古今東西の物語は十二のステップに分けることができるという考えです。

『BS2』は三幕構成を、さらに十七のビートに分けて物語を細分化して考えます。BS2は面白そうだったので著書を購入しました。 


 上記の参考文献を色々と読み漁りました。加えて、まだ現在進行形で勉強中です。

 これまでにわかった内容をものすごくかいつまんで話すと、

 ――世間で評価の高い作品には法則がある、ということです。


 実際にChatGPTを使って私が心動かされた作品を洋画、邦画問わず検証してみましたが、これが綺麗に当てはまりました。以前にも取り上げた『時をかける少女』は時間配分まで完璧でした。


 おもしろいですよね。

 みんなが独創性にあふれた面白い物語作ってやる! と意気込めば意気込むほどに、概ねいずれかの形に、または複数の法則に当てはまるのですから。


 人間みたいですよね。

 一つの頭に、二本の腕、二本の足。人間を形づくるものは一緒でも、同じ人間は二人といないんですから。


 「おもしろい物語ってなに?」と聞かれたら、それまでは「世界観や登場人物の設定じゃないの?」と答えていたと思います。

 でも今はそれらに付け加えて「物語の構成」だと言うことができます。

 なぜなら、よく練られた物語の構成が、その世界や登場人物の魅力を引き立たせるからです。

 構成がよくないと途中で物語についていけなくなります。話についていけないものを、おもしろいと評するのは難しいのではないでしょうか。


 書き手になるまで、物語の構成なんて全く気にしたことがなかったです。これだけでも、書き手になってよかったなぁ、と思います。


 『時をかける少女』や『魔女の宅急便』はお手本のような綺麗な物語の構成をしています。興味があれば好きな作品を『神話の法則』や『BS2』の構成を見ながら見るとよりわかりやすいです。アニメだけでなく映画、小説。物語がある世界に共通の法則です。


 なぜ、そこで、それが起きるのか。そのすべてには意味があります。


 それらの理解を通じて、物事の新たな視点を学ぶことができます。

 その詳細については私は語りません。説明しているプロの方々や、著書を読む方がより精度が高いので、そちらは専門の方にお任せします。

 

 次に誰かが物語の在り方を変えるまでは、上記の法則に基づいて物語を作るのが、物語の最適解なのかもしれません。


このエッセイにアニメの章立てしたら怒ります?|д゜)チラッ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ