『悪逆の悪役令嬢』
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☆悪逆の悪役令嬢|(ハイファンタジー×悪役令嬢)
【概要】
悪役令嬢アナスタシアが悪を為して悪を正す。
――体制に逆った私は悪? よろしい。ならば戦争よ。
【あらすじ】
生まれてこの方、アナスタシアはやりたい放題。好き勝手し放題。
いつしか人は彼女を悪役令嬢と呼んだ。
しかし、彼女はそれを恥じたことはない。
それこそが彼女の誇りだから。
悪役令嬢と呼ばれた彼女は今日も今日とて悪を為す。
【レビュー】
悪役令嬢を自認している主人公が、悪役令嬢ゆえに体制に逆らう発物語です。
一世を風靡し、今でも根強い人気を誇っている悪役令嬢もの物語。
それを私なりに解釈して綴ってみました。
章題の”悪”という言葉は、体制の反対側という意味です。
誰か他のヒロインにとっての悪という意味ではありません。
私の悪役令嬢は、制度や体制に合致しない令嬢が主人公と言い換えることもできます。
つまり、気の強い悪役令嬢を自認するヒロインが国をぶっ壊すお話です。
他のヒロインを貶して、自分の株をあげるようなヒロインは書きたくなかったので、そういう仕様になりました。
これは個人的な意見ですが、他人を貶さなけれ輝けないような登場人物は、魅力的な登場人物とは言い難いです。
今の私の書くヒロインで最も女前な人物がアナスタシアです。
思考回路がアグレッシブゴリラウーマンです。ちょっと繊細なところのある女傑です。
でも、見た目は悪役令嬢です。ツンとした切れ長の冷たい目をした美人さんです。ときどき髪の毛に縦ロールだって入れちゃいます。
アナスタシアは転生でもなければ、やり直しというわけでもありません。
ただ強い女性が書いてみたかったです。身体的にも精神的にも。
悪役令嬢と銘打ってはいますが、今のところはあんまり恋愛面を書く予定はないです。
連載したら、悪役令嬢が例え周囲から悪と断じられても「美学」を貫き通す物語の予定です。
タイトルは『反逆の悪役令嬢』にしようかなと思っていたんですが、『反逆のルルーシュ』と被るなあ、と思い、語感で”悪逆”としました。しかし、後でよくよく考えてみたら”悪逆皇帝”もルルーシュでしたね。
悪役令嬢と罵られても自分の美学を貫く強い女性、そんな物語を読みたい人は是非一度読んでみてください。
明日は『追放処刑人ザマス』を公開予定です!




