あの花は幼馴染のドラマ!
ちなみに英語タイトルは”Anohana: The Flower We Saw That Day”です。
この作品は泣けるアニメの代名詞ではないでしょうか?
【タイトル】
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
【キャッチコピー】
いつだって、いつまでだって、なかよしなんだ
【概要】
幼馴染の一人”めんま”の死により疎遠になった幼馴染六人組の止まった時間が、主人公”じんたん”の前に幽霊として戻ってきた”めんま”をきっかけに再び動き出す。
【レビュー】
大人も泣けるアニメです。
むしろ、大人だから泣けるアニメなのかもしれません。
小学生時代はお互いをあだ名で呼び合い『超平和バスターズ』というグループを作った六人組。
しかし、その関係はグループの一人の少女の事故死をきっかけに疎遠になります。
幼馴染の事故死から、母の病死、高校受験の失敗などを経て、半ば引き籠り高校生になった主人公の前に現れたのは、主人公だけが見える幼馴染の幽霊。
彼女から「願いを叶えて欲しい」と頼まれ、物語は動き出します。
ですが、肝心のその願いをめんまが覚えていません。
そこでじんたんが疎遠になった幼馴染たちの協力を仰ぎつつ、ときに彼らと衝突しながらも、忘れてしまったその願いを叶えることで彼女を成仏させようというのが物語の本筋です。
同じ『超平和バスターズ』であっても主人公のじんたんにしか、めんまの姿が見えない、声が聞こえない。それが再結集した幼馴染たちとじんたんの葛藤をもたらします。
さらには、かつて仲の良かった幼馴染同士でも当時から仲間に対する葛藤があって……。
そんな『超平和バスターズ』の各々の後悔、未練、負い目が物語を通じて明かされていきます。
【余談】
オープニング曲とエンディング曲が、物語と最高に重なっていて素晴らしいです。
OP曲『青い栞』は絵コンテやシナリオを読んで書き下ろされたらしいのですが、ED曲はZONEのカバー曲「secret base 〜君がくれたもの〜(10 years after Ver.)」です。
原曲は2001年にZONEによりリリースされたのですが、その曲が10年後の2011年のアニメのエンディングに採用され、その内容も物語と重なっているのがさらにいいですね。
『CLANNAD』『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』と並んで泣けるアニメ三銃士です!




