CLANNADは人生!
私の中ではKey作品で一番ですね!
CLANNADは(岡崎朋也の)人生。
何度見ても味がする名作です。
【タイトル】
CLANNAD
【キャッチコピー】
ありふれた学生生活から始まる、人と町の物語(学園編)
世界の終わりは、悲しい色に満ちていた(AFTER STORY)
【概要】
故郷の町を嫌う不良高校生が、故郷の町を愛する少女と出会い、それをきっかけに新たなに人と町を知りながら大人になっていく。
【レビュー】
物語のテンポがいいです。
シリアスとギャグの割合がちょうどいいです。
元のゲームについて、製作者が「エンターテインメントを心がけた」旨の発言をしたそうですが、アニメでそれが伝わりました。
父子家庭で育った主人公の岡崎朋也は、親子喧嘩が原因でスポーツ選手としての夢を断たれ、家族仲は冷え切り、高校ではろくでなしの不良です。
そんな彼が、桜の舞い散る学園前の坂道で出会ったのは、演劇部の復活を目指す古川渚。
渚と出会いをきっかけに、二人の住む町とそこに住まう人の物語が動き出します。
個人的には春原がめちゃくちゃ好きです。
めちゃくちゃいい味出しています。まるでスルメです。
各ヒロインのストーリーはどれも魅力的でした。
智代と杏アフターストーリーも良かったです。
ただ、ことみアフターはないの? とはなりました。
本編のアフターストーリーは「家族っていいな」と思えるで物語です。
新しい家族との関係、父親との関係、幻想世界の謎や、物語の舞台の謎にも迫り、後半は怒涛の展開でした。
ギャグパートも学園編から相変わらず冴えわたっています。
ただ、シリアスなシーンはしっかり深刻で引き込まれました。
雨の中の校庭、夏祭り、ひまわり畑、雪の中を手を繋いで歩くシーンは、もうね……。
大人だって実は大人じゃない、という描写が現実的でアニメではなかなか珍しい気がします。
大人だって、親だって子どもと同じく間違うし、悩むんですよ。
みんな知っていることだけど、みんなが意識しないことを切り込んだ点が好きでした。
子どものうちに見てもらいたいアニメですね。
そして、大人になってからもう一度見て欲しいアニメですね。特にアフターを。
キャッチコピーは見終わってから知りました。
アフターストーリーを見終わる頃に、
――あぁ、なるほど。
そう唸るキャッチコピーではないでしょうか。
【余談】
学園編を日本語で、アフターを英語吹替えで見ました。
英語版のCLANNADはちょっとひどいです。
それが声優さんの問題なのか、言語的構造の問題なのか。
ギャグの部分の意味が通らないことが多々あり、あんまり笑えなかったです。
英語吹替えのことみの声の雰囲気が日本語と全く違うかったので、もう少し人選なんとかならなかったのかな。
そう思うと同時に、今から約十八年前だと海外ではアニメもまだ流行っていなかったからかな、とも推測します。
ことみに関しては、ミスマッチという点で本当にひどいです。
英語吹替えで聞くと、はきはきと喋るお堅い女性という印象を抱きました。
声優さんって偉大ですね。なまじ、天才少女という設定があるので、声一つでここまで印象が変わるのかと実感しました。
AIRとKanonも話がいいとは聞いていますが、絵柄がちょっとあまりにも好みから離れすぎていて……すみません。




