うたわれるものは日本史A!
子どもの頃の夢は~♪
うたわれるものは、初代が好きです。
個人的には二代目以降の評価はうーん……。
【タイトル】
うたわれるもの
【キャッチコピー】
予想は裏切る。 期待は裏切らない。
【概要】
名前と記憶を失った男が、獣耳と尻尾を持つ人物たちと出会い、争い、戦い、その果てに己が誰かを知る。
【レビュー】
いま振り返ると導入から結末まで話に無駄がなく物語として綺麗でした。
主人公のハクオロが既に記憶を失っていたところから物語が始まりますが、
最初から精神的に成熟した性格の主人公というのが新鮮でした。
ハクオロは森で倒れていたところを助けてくれたエルルゥとその家族に恩返しをする、
という小さな世界で生きようとしますが、その本人の意に反して次第に大きな争いに巻き込まれていきます。
ハクオロはいわゆる、巻き込まれ系主人公です。
しかし、流されてそうなったワケではなく、世界がハクオロを放って置かないです。
そのため、ハクオロはその度に苦悩し、決断を迫られます。
ハクオロの考えが合理的かつ、その解決策も力技ではない点が良かったです。
次から次へと登場人物する人物も魅力的です。
各キャラクターの個性が立っており、人称代名詞のことを考えるとき、真っ先にこの物語が浮かびます。
主人公と仲間たちの馴れ初めと、仲が深まる過程も良かったです。
昨今の物語にありがちが主人公が己の力で無双することはなく、その仲間たちの力を借りて困難な局面をなんとかするのは共感しかなかったです。
戦争が一つの舞台ですので、登場人物が死ぬときはあっさり死ぬのも良かったです。
個人的にですが、味方の登場人物だけ死なない戦争は茶番にしか感じなくて萎えます。
かわいいと残酷の比重が個人的に刺さったのかもしれません。
オープニング曲も疾走感があって良かったです。
あの曲だけでも歴代アニソンランキングには入りそうです。
アルルゥかわいいです……。
【余談】
続編の『偽りの仮面』『二人の白皇』はなんというか、ほんわかし過ぎていて好みじゃなかったです。
全体的に話のテンポが悪すぎるのと、前作と比べて主人公に降りかかる問題の解決策が力技すぎました。
シリアスな展開が苦手で、かわいいキャラクターを見るのが好きな人向けです。
全話視聴しましたが、個人的には苦行でした。
この作品に関しては、一期だけの評価です。
シリーズの総合評価ですと、個人的にはトップ二十にも入るかどうか怪しいです。
逆に一期がそれだけおもしろかったと言えます!
思うまま書き滑らせて描く未来へと繋げたいです!




