コードギアスは国家論!
レビューの練習です!
私の好きなアニメランキングで、不動の一位を紹介します。
【タイトル】
コードギアス 反逆のルルーシュ
【キャッチコピー】
キミを守るために、世界を壊す―
【概要】
祖国に捨てられた元皇子ルルーシュが、唯一の家族である妹のために、類まれなる頭脳と「ギアス」と呼ばれる超常の力を駆使して世界に反旗を翻す。
【レビュー】
――世界は変わる。変えられる。
この言葉にすべてが詰まっているのではないでしょうか。
魅力的な世界観で、魅力的な登場人物たちが、譲れない信念のために、命と誇りを賭けます。
そこに「コード」や「ギアス」といった超常の力が加わると……控えめに言って最高です。
テーマも深いです。
物語の構成も深いです。
物語に関しては、対比が綺麗に描かれていることが印象的でした。
物語で起きる行動や結果が、両陣営から丁寧に描写されています。
それゆえに登場人物の葛藤のシーンに対する没入感が高いです。
対比の例としては、主人公であるルルーシュと彼の親友である枢木スザク。
ルルーシュはダークヒーローです。
腐った世界を外部からの革命によって変えようとします。
枢木スザクはヒーローです。
腐った世界を内部からの革新によって変えようとします。
ルルーシュはスザクのことを評して、
――初めての友達で、そして、最悪の敵。
スザクはルルーシュのことを評して、
――初めての敵で、そして、最悪の友達。
「敵」と「友達」という言葉はどちらも自分にとって対等な存在を表す言葉です。
しかし、その言葉の意味することはまったく違います。
能力的にも性格的にも真反対な親友が、そのお互いの在り方ゆえに物語を通じてぶつかり合います。
アニメの作画が少女漫画のようにシュッとしているので、最初の方こそキャラクターデザインに違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。
話の内容が魅力的過ぎて、すぐに慣れます。
私も最初「うっ」となりましたがすぐに慣れました。
ナイトメアフレームとかいうロボットも登場しますが、おまけです。
機動戦士ほどロボットロボットはしないです。
コメディ部分もきちんとコメディしていて、その緩急がスゴイです。
シリアスとコメディをここまで両立できている物語が面白くないわけないです。
【余談】
劇場三部作の総集編は尺の都合上で、テレビ版の重要なシーンがいくつもカットされています。
映画『復活のルルーシュ』は劇場三部作の世界線の物語です。
そのため、テレビ版しか見ずに『復活のルルーシュ』は視聴する方は、その内容に少々戸惑うと思います。
ただし公式の発表では、テレビ版と劇場版のどちらも正史とのことです。
劇場三部作でテレビ版からカットされたシーンは、物語で意味のあるシーンだったので、ちょっと複雑です。
あの時の涙を返して欲しいです……。
コードギアスはその歌も魅力的です!
I continue to fight, I continue to fight !!




