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とあるなろう作家の気持ち  作者: 0
エッセイ的ななにか
44/95

誤用に御用だ! 英語のお時間だ!

該当する単語を見つけ次第、こちらに追記していく予定です。


 本来の意味を考えれば誤用ですが、もうわりと日本全体でそう認識されているので、日本人を対象とする限りは、あながち誤用とも言えない英語のグレーゾーンを紹介します。


 その単語自体は存在するけど、その意味がねじ曲がって使われがちな単語たちです。

 特に物語でもカタカナ表記で使われることのある単語を取り上げてみました。


 完全な和製英語は含んでいないつもりです。


「b」と「v」は「ば」行で統一しています。

 英語の発音記号を日本語の母音に無理やり当てはめていますので、

 発音のカタカナ表記は、実際とはずれがあるかもしれません。


●並びはアルファベット降順


アポイントメント(appointment)

アポイントメントは人に対する「予約」。

空間的なものに対する「予約」はリザベーション(reservation)。


ビッグ(big)

ビッグは「大きい」(形容詞)。

背などの「高さ」はトール(tall)。


キャンペーン(campaign)

キャンペーンは「組織的運動」、「政治運動」、または「軍事運動」。

「販売促進」「広報宣伝」はプロモーション(promotion)。


チャレンジ(challenge)

チャレンジは困難なことへ「挑戦すること」。

「試しにやってみること」はトライ(try)。


クレーム(claim)

クレームは「主張」。

「文句」はコンプレイン(complain)。


クロースまたはクローズ(close)

クロースは「近い」「近くに」(形容詞)。

クローズは「終わること」「包囲すること」(形容詞)。


クロス(cloth)

クロスは「布」。

「衣服」はクロース(clothes)。

※clothesとclose(近い)はカタカナ発音では同じ。


コンプレックス(complex)

コンプレックスは「複合物」「複合した心理」。

「欠点」はウィークポイント(weak point)。

※「劣等感」としてコンプレックスを使用するのは誤用。

 劣等コンプレックス(Inferiority complex)の拡大解釈。


コンセント(consent)

コンセントは「承諾」「同意」。

日本のいわゆる「コンセント」はアウトレット(outlet)、

ソケット(socket)、またはプラグ(plug)。


カンニング(cunnning)

カンニングは「ずる賢さ」、または「抜け目のなさ」。

日本の不正行為の「カンニング」はチーティング(cheating)。


デイ(day)

デイは「一日」「曜日」。

特定の「日付」はデート(date)。

※「異性とデートする」の「デート」と「日付」は同じ単語。


ドラッグ(drag)

ドラッグは主に非合法の「薬物」。

「治療薬」はメディシン(medicine)。


ファイト(fight)

ファイトは「戦い」「闘い」「争い」。

日本の「頑張れ」という意味では慣用表現を使うのが一般的。

※状況で使い分ける。

「いけいけ! ごーごー!」という意味での「がんばれ」は、

ゴーフォーイット(Go for it)。


これから何かに挑む人への「がんばれ」は、

グッドラック(Good luck)。


ステージやオーディションを受ける人への「がんばれ」は、

ブレイクアレッグ(break a leg)。


くじけそうになっている人への「がんばれ」は、

ハングオン(Hang on)。


「その場で踏ん張れ」という意味での「がんばれ」は

ホールドオン(Hold on)。

などなど。


ファイン(fine)

ファインは前向きな言葉ではない(※後ろ向きでもない)。

状態が「大丈夫」「悪くない」(形容詞)。


フィンガー(finger)

フィンガーは親指以外(・・・・)手の(・・)「指」。

足の「指」はトウ(toe).

※親指はサム(thumb)。

 まとめて手の「指」はフィンガーズ(fingers)。

 まとめて足の「指」はトウズ(toes)。


フィニッシュ(finish)

フィニッシュは目的を「達成して終える」。

始めから最後まで「完全に終える」はコンプリート(complete)。

※映画のFINはfinish。


フード(food)

フードは「食べ物」。

「料理」はディッシュ(dish)、またはプレイト(plate)。

※「食事」はミール(meal)。


ファニー(funny)

ファニーはおかしくて「おもしろい」(形容詞)。

興味深い「おもしろい」はインテレスティング(interesting)。


グラス(glass)

グラスは容器の「コップ」「グラス」、

または「ガラス」「ガラス製品」。

「眼鏡」はグラスズ(glasses)。

※「単眼鏡」はアイグラス(eyeglass)、

 またはモノクル(monocle)。


ホリデイ(holiday)

ホリデイは「祝日」。

「休暇」はバケーション(vacation)。

「休日」はデイオフ(day off)、またはオフ(off)。

※ホリデイズ(holidays)だと「休暇」の意味もある。


ボーダー(border)

ボーダーは「境界」。

「縞模様」はストライプ(stripe)。


ハンドル(handle)

ハンドルは「取っ手」「手段」。

車の「ハンドル」はスティァリングホイール(steering wheel)。


ホビー(hobby)

ホビーは技術が必要な「趣味」。

映画や読書などの日常的な好みに対してはこの単語は使わない。

※日常的に好む習慣は文章で聞く。

 What do you do in your free time?

 What do you like to do in your spare time?

 How do you spend your days off?

 Are you into anything? etc...


ホーム(home)

ホームは「家」の中でも、

人が住む場所としての「家」を指す(我が家)。

ハウスは「家」の中でも、

物理的に「家」を指す(一軒の家)。


ジョブ(job)

ジョブは賃金の発生する「職業」「仕事」。

「仕事」「作業」はワーク(work)。

※ジョブは基本的に賃金が発生する場合に使われる。


ホスピタル(hospital)

ホスピタルは入院施設をもっているような「病院」。

一般的に私たちが風邪などで通う場所はクリニック(clinic)。


ジュース(juice)

ジュースは果汁100%の「ジュース」。

日本のいわゆる「ジュース」はソフトドリンク(soft drink)。


レッグ(leg)

パンツ(ズボン)に覆われている部分である「脚」。

靴を履く部分の「足」はフート(foot)。

※レッグは「片脚」、フートは「片足」。

「両脚」はレッグス(legs)、「両足」はフィート(feet)。


リッスン(listen)

リッスンは意識して「聴く」。

意識せずに耳に入る「聞く」はヒアー(hear)。


ルック(look)

ルックは意識的に目を向けて「見る」。

無意識で目に入ってきて「見る」はシー(see)。

鑑賞して「見る」はウォッチ(watch)。


ランチ(lunch)

ランチは「昼食」。

「朝食」はブレクファスト(breakfast)。


マフラー(maffler)

マフラーは排気管の「マフラー」(車やバイクのパーツ)。

または、「消音装置」。

首に巻く「マフラー」はスカーフ(scarf)。

※英国など一部の国では首に巻く布を「マフラー」とも呼ぶ。

 首に巻く「マフラー」と車、消音装置の「マフラー」は語源が同じ。


マンション(mansion)

マンションは「高級住宅」。

日本のいわゆる「マンション」は、アパートメント(apartment)、

またはコンドミニアム(condominium)。


メンズ(men's)

メンズは「男性たちの」(所有格)。

「男性たち」はメン(men)。

※単数形の「男性」はマン(man)。

 レディ(lady)の対義語はジェントルマン(gentle man)。


ナイーブ(naive)

ナイーブは「世間知らずな」「うぶな」(形容詞)。

「繊細な」「敏感な」はセンシティブ(sensitive)。


ニート(neat)

ニートは「きちんとした」、またはお酒の「ストレートの」(形容詞)。

日本のいわゆる「ニート」の意味もあるが、こちらはNEETであり、略語。

※Not in Education, Employment or Trainingの頭文字。


ノート(note)

ノートは「メモ」「覚書」、または「注釈」。

日本のいわゆる「ノート」はノートブック(notebook)。


パン(pan)

パンは「フライパン」。

食べる「パン」はブレッド(bread)。


パンツ(pants)

パンツは「ズボン」。

「下着のパンツ」はアンダーウェア(underwear)。

※「下着のパンツ」の意味もあるが、ズボンとして使われる方が一般的。

 パンツは「ズボンの片側の脚」を意味するパント(pant)の複数形。


ピアス(pierce)

ピアスは「穴を開ける」「貫通する」(動詞)。

耳につける装飾品の「ピアス」はイヤリング(earring)。


プレイ(play)

プレイは子どもの「ごっこ遊び」「遊戯」。

大人同士で使う場合は、ハングアウト(hang out)。


ポピュラー(popular)

ポピュラーは「人気がある」(形容詞)。

「有名である」はフェイマス(famous)。


レンジ(range)

レンジは「幅」。

「電子レンジ」はマイクロウェーブ(microwave)。


リフォーム(reform)

リフォームは「改革」「刷新」。

家の「リフォーム」はリノベーション(renovation)。


リタイア(retire)

リタイアは「退職」。

ゲームなどの「脱落」はドロップアウト(drop out)。

※ゲームやスポーツでもリタイアは使えるが、

 長期的に続けてきたものをやめる際に使うのが一般的。


サイン(sign)

サインは「署名」「標識」。

有名人からもらう「サイン」はオートグラフ(authograph)。


スマート(smart)

スマートは「賢い」「気が利く」「格好いい」(形容詞)。

人に使う「痩せている」はスリム(slim)、またはスレンダー(slender)。


スペル(spell)

スペルは「呪文」、または「魔力」。

文字の「つづり」はスペリング(spelling)。

※動詞としては「つづる」という意味がある。


ストップ(stop)

ストップは動作を「()める」。

習慣を「()める」ときはクイート(quit)。

※クイートは途中でやめること。

 定年など年齢や規則などで退職する場合はリタイア(retire)。


スタイル(style)

スタイルは芸術、物、言葉の「型」「形式」。

人の「体型」はボディシェイプ(body shape)、

またはフィギャァ(figure)。


サジェスト(suggest)

サジェストは「提案する」(動詞)。

「サジェストする」ではなく、

「サジェスションする」(suggestion)。

※「サジェストする」は動詞が二つ並んでいるため文法的に不適。


ティーチ(teach)

ティーチは知識や技術を「教える」。

単に情報を「教える」「伝える」はテル(tell)。


テル(tell)

テルは伝えることに焦点をあてた「話す」。

言語を使うことに焦点をあてた「話す」はスピーク(speak)。

伝える相手とお互いに「話す」はトーク(talk)。

言葉の内容に焦点をあてた「話す」はセイ(say)。

雑談する行為に焦点をあてた「話す」はチャット(chat)。


テンション(tension)

テンションは精神的な「緊張」や、物理的に「張っていること」。

「気持ち」はフィーリング(feeling)、

またはバイブレーション(vibration)。

※バイブス(vibes)はバイブレーションの複数形。


ユニーク(unique)

ユニークは「唯一の」「固有の」(形容詞)。

「おもしろい」はファニー(funny)、

またはインテレスティング(interesting)。


バイキング(viking)

バイキングは海賊の「バイキング」。

レストランやパーティーの「バイキング」は、

ブフェイ、またはビュッフェイ(buffet)。

※日本のいわゆる「バイキング」は、

 最初に同方式を導入したレストランの名前に由来。


ウィッシュ(wish)

ウィッシュは叶わないと思っている「願いこと」。

具体的に実現させたい「願いこと」はホープ(hope)。


引用はいいですけど、盗用は止めて下さいね!

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