誤用に御用だ! ひらがなのお時間だ!
表題がちょっと紛らわしいですけど、漢字を使うことが必ずしも誤用というわけではありません!
物語を書くために調べててキレそうになった日本語のまとめです。
最初に使い出した奴は御用だ! 御用だ!
本話で取り扱うのは、漢字があるけどひらがなで書くことが推奨されている文字たちです。
それを六つに分けて紹介します。
その壱! 形式名詞!
その弐! 接続詞!
その参! 補助動詞!
その肆! 一部の動詞!
その呉! 副助詞!
その陸! 副詞
ここで取り上げる例は、私がやらかしがちな言葉とその使い方です。
取り上げる例は、左側が私の実例で、右側が文化庁推奨の表記です。
◆ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
その壱! 形式名詞!
形式名詞とは?
――実質的に意味も持たない名詞。文を補助する役割りがある。
そういう事 ⇒ そういうこと
あの時 ⇒ あのとき
君の為に ⇒ 君のために
その内 ⇒ そのうち
言った通り ⇒ 言ったとおり
この度は ⇒ このたびは
その様だ ⇒ そのようだ
◆ ◆ ◇ ◇ ◇ ◇
その弐! 接続詞!
接続詞とは?
――前後の分をつなぐ自立語。
ちなみに、接続詞のあとには読点(、)の使用が推奨されています。
且つ ⇒ かつ
従って ⇒ したがって
故に ⇒ ゆえに
及び ⇒ および
調べていてちょっとキレそうになったのが、
又 ⇒ また
又は ⇒ 又は
<文中で統一されていればどっちでもいい接続詞>
加えて、くわえて。
◆ ◆ ◆ ◇ ◇ ◇
その参! 補助動詞!
補助動詞とは?
――直前の動詞を補助したり、添えたりする動詞。
致します ⇒ いたします
頂く ⇒ いただく
下さい ⇒ ください
※「頂く」と「下さい」は動詞として使う場合は漢字が適当です
<動詞>
お水を下さい。
お水を頂きます。
<補助動詞>
椅子にお掛けください。
お助けいたただき、ありがとうございます。
◆ ◆ ◆ ◆ ◇ ◇
その肆! 一部の動詞!
動詞とは?
――物事の動作・状態をあらわす語。
出来る ⇒ できる
分かる ⇒ わかる
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◇
その呉! 副助詞!
副助詞とは?
――種々の語に付き、それらの語にある意味を添える語。
その位にして ⇒ そのくらいにして
あの頃 ⇒ あのころ
暗くなる程 ⇒ 暗くなるほど
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
その陸! 副詞
副詞とは?
――文中で他の品詞や文全体を修飾する語。
一旦 ⇒ いったん
未だに ⇒ いまだに
大いに ⇒ おおいに
様々な ⇒ さまざまな
暫く ⇒ しばらく
随分 ⇒ ずいぶん
大変 ⇒ たいへん
共に ⇒ ともに
最も ⇒ もっとも
僅か ⇒ わずか
一層 ⇒ いっそう
極めて ⇒ きわめて
度々 ⇒ たびたび
何故 ⇒ なぜ
果たして⇒ はたして
<文中で統一されていればどっちでもいい副詞>
特に、とくに。
例えば、たとえば。
ここまで取り扱った文化庁 が推奨しているひらがな表記、というのはあくまで公用文に向けた推奨です。
そのため、小説に限って言えば漢字を使用していることが間違い、というわけではないようです。ただし、正解でもないといったところです。
このあたりは文章の正誤ではなく、教養の浅深の話になってくるのかもしれませんね!
これに常用漢字と常用外漢字の問題が乗ってきたらそれはもう悪夢です。




