これが書き手のレベリング! 解説編!
学習装置が欲しいです……。
私が考えたレベリングの基準がわからない?
――説明しよう!
私が考えたレベリングはある種のロードマップ、マイルストーンです。
しかし、必ずしも順序良くレベルを踏むわけじゃないです。踏む必要もないです。
しかしながら、レベルを飛ばせば飛ばすほど後が苦しくなるのではないのかな、とは思います。
物語の書き手にとっては「レベル80.書籍化」は一つの目標でしょう。
書き手になったその瞬間から、そこまでは最速で駆け抜けたいはずです。
誰だって近道はしたいです。私だってしたいです。
しかし、論理的に考えると効率的な方法はあっても、近道というものはないでしょう。
レベル30から始まる<学習の世界>なしには、
商業作家の入口で無限とも思える改稿地獄が待ち構えていることでしょう。
レベル40から始まる<葛藤の世界>なしには、
商業作家として壁にぶち当たったとき、その苦悩がより苦しいものになることでしょう。
レベル50から始まる<継続の世界>なしには、
商業作家として最低十万字をコンスタントに書き続けるという行為が苦行になることでしょう。
誤解が無いようにここで明言すると、私は別に書籍化やアニメ化のためにレベリングを考えた訳ではありません。
ではなぜレベリングの後半は商業が絡むのかと言うと、それは物語のもつ影響力です。
優れた物語は大きな影響力を持ちます。
物語からの影響力は、物語への人気と結びつけることができます。
※ここではヘイト系は考慮しません。
書き手にとって「物語」は「作品」です。
商業化された「作品」は「商品」です。
「商品」の価値を示すわかりやすい指標が「売上」です。
「売上」を上げるためには「市場規模」が必要です。
「市場規模」とは読んで字のごとく、その市場の大きさです。
一つの業界より複数の業界。国内市場だけではなく海外市場。
「アニメ化」はアニメ化と書きましたが、他業界へ物語を伝えたという事実が大切です。
つまり物語が「書籍業界」から「映像業界」へと伝わったという事実が。
別にアニメじゃなくてもいいです。ドラマでも舞台でも何でも。
高尚な言い方をすると物語はある種の「芸術」です。
芸術はその時代に適切に評価されるとは限りません。
作者の死後に高値が付いた話は、枚挙にいとまがありません。
「芸術」がもつ影響力を推し量る上で、現在の「価値」は欠かせません。
百年後に評価されたくて、物語を作る人はそう多くはいないでしょう。
その「価値」は商業作品としての成功具合で推し量ることができます。
そのため、レベリングの後半には商業が絡んできます。
その理屈なら、
『売れてるものが良いものなら、世界一のラーメンはカップラーメンになっちゃうよ 』
そう言う方もいらっしゃるかもしれません。
商業に関してはそれでいいのかもしれません。
それに定量的に物事を推測するということはそう言うことです。
ただ、これはレベルであってランキングではありません。
世の中にレベル100が何人いたっていいと思います!
三年でレベル99に達する人もいれば、
三十年かけてレベル99に達する人もいるでしょう
でも、百年後にみんなレベル100になっていたら、
きっとその頃には、世界には今よりもっとおもしろいが溢れていると思います!
私もその頃には物語を楽しむし、楽しませる一人になれるように今日も筆をとります。
01以降は認知の世界――物語を知っている。
10以降は創作の世界――物語を作っている。
20以降は体験の世界――物語を発している。
30以降は学習の世界――物語を学んでいる。
40以降は葛藤の世界――物語に悩んでいる。
50以降は継続の世界――物語を続けている。
60以降は人気の世界――物語が認められる(素人)。
70以降は勝負の世界――物語が認められる(玄人)。
80以降は商業の世界――物語が認められる(世間)。
90以降は社会の世界――物語が認められる(国内)。
94以降は国際の世界――物語が認められる(国外)。
100は書き手の世界――物語の世界に生きる。
レベル.内容
ーーーーー認知の世界ーーーーー
01.物語に触れる。
02.物語を楽しむ。
03.物語の設定を楽しむ。
04.物語の内容を調べる。
05.物語をもう一度楽しむ。
06.物語の背景を調べる。
07.物語をもうn度楽しむ。
08.物語を書いてみたいと思う。
09.物語を考えてみる。
ーーーーー創作の世界ーーーーー
10.物語を書くか悩む。
11.物語を書いてみようと思う。
12.物語を書くために道具を手に取る。
13.物語を書くために頭を使う。
14.物語を書くために体を動かす。
15.物語の投稿サイトに登録する。
16.物語の下書きを書き始める。
17.物語の下書きを書き進める。
18.物語の下書きを修正する。
19.物語の下書きを保存する。
ーーーーー体験の世界ーーーーー
20.物語の下書きを別の日にも書く。
21.物語を一話完成させる。
22.物語を見直す。
23.物語を投稿する。
24.物語への反応を待つ。
25.物語を考える。
26.物語の構造を薄っすらと考える。
27.物語をn度書く。
28.物語をn度投稿する。
29.物語への反応を考える。
ーーーーー学習の世界ーーーーー
30.物語について学ぼうと思う。
31.物語の作法について学ぶ。
32.物語の表現について学ぶ。
33.物語の構造について学ぶ。
34.物語のテーマについて学ぶ。
35.物語について学んだことを検証してみる。
36.物語の流行を学ぶ。
37.物語に学んだことを取り入れようと思う。
38.物語に学んだことを闇雲に取り入れる。
39.物語に学んだことを適切に取り入れる。
ーーーーー葛藤の世界ーーーーー
40.物語に迷走する。
41.物語に自信を失う。
42.物語の表現に悩む。
43.物語の内容に悩む。
44.物語を続けるか悩む。
45.物語から一度離れる。
46.物語を見つめ直す。
47.物語を書くために戻ってくる。
48.物語を再び書く。
49.物語との折り合いがつく。
ーーーーー継続の世界ーーーーー
50.物語を累計で十万字書く。
51.物語を累計で二十万字書く。
52.物語を累計で四十万字書く。
53.物語を累計で百万字書く。
54.物語を累計で百万+n字書く。
55.物語を一本で十万字書く。
56.物語を一本で二十万字書く。
57.物語を一本で四十万字書く。
58.物語を一本で百万字書く。
59.物語を一本で百万+n字書く。
ーーーーー人気の世界ーーーーー
60.物語の投稿サイトで総合ランキング300位内に入る。
61.物語の投稿サイトで総合ランキング200位内に入る。
62.物語の投稿サイトで総合ランキング100位内に入る。
63.物語の投稿サイトで総合ランキング64位以内に入る。
64.物語の投稿サイトで総合ランキング32位内に入る。
65.物語の投稿サイトで総合ランキング16位内に入る。
66.物語の投稿サイトで総合ランキング8位内に入る。
67.物語の投稿サイトで総合ランキング3位になる。
68.物語の投稿サイトで総合ランキング2位になる
69.物語の投稿サイトで総合ランキング1位になる
ーーーーー勝負の世界ーーーーー
70.物語のコンテストの評論を頂く。
71.物語のコンテストの評論で認められる。
72.物語のコンテストで佳作賞を取る。
73.物語のコンテストで佳作賞をn回取る。
74.物語のコンテストで銀賞を取る。
75.物語のコンテストで金賞を取る。
76.物語を商業用へと練り直す。
77.物語の商業用の書き方を学ぶ。
78.物語を商業用への改訂作業に取り掛かる。
79.物語の改訂作業を完遂する。
ーーーーー商業の世界ーーーーー
80.物語が書籍化される。
81.物語の書籍二巻が出版される。
82.物語の書籍三巻が出版される。
83.物語の書籍四巻が出版される。
84.物語の書籍五巻が出版される。
85.物語の書籍六巻が出版される。
86.物語の書籍七巻が出版される。
87.物語の書籍八巻が出版される。
88.物語の書籍九巻が出版される。
89.物語の書籍n巻が出版される。
ーーーーー社会の世界ーーーーー
90.物語の書籍に重版がかかる。
91.物語が世間で話題になる。
92.物語が世間に浸透する。
93.物語が国内向けにアニメ化する。
ーーーーー国際の世界ーーーーー
94.物語のアニメの翻訳版が作られる。
95.物語が海外向けに書籍化される。
96.物語が海外でも支持を得る。
97.物語の書籍が完結する。
98.物語が教科書に記載される。
99.物語が後世に語り継がれる。
ーーーーー書き手の世界ーーーーー
100:新しい物語を書き続ける。
私の次の目標はレベル60です!




