みんなのロマン砲! その名はハーレム!
いちおう念を押しておきたいのですが、エッセイの内容は私の他の作品とは関係はありません!
ハーレムいいですよね、ハーレム!
私も一時期、検索タグに必ず「ハーレム」ってつけている時期がありました!
ハーレム=ラブコメみたいなもので、話が重たくなりづらいというのも良かったです。
重たいグロイ系はちょっと……。
アニメ『エルフェンリート』はトラウマです。
それが海外の一部では人気が高いと聞いて、
「あの人たちとは真の意味で本当に分かり合える日はくるのだろうか……?」
そう思ったこともあります。
書き手目線でハーレムについて言及すると――ロマンです!
このハーレムというのは、一人の男性と複数の女性だけでなく、一人の女性と複数の女性も含みます。
ただし、一人の女性と複数の男性は、私のロマン枠ではありません。
なぜなら主人公の女性が妊娠した場合、相手が分からないってかなり地獄だと思います。
性別の話ではなく、その状況に私の心は耐えきれないということです。
気にしなかったらいいんじゃないの? と思うかもしれませんが、父親がわからないなんて子供が辛すぎる。生まれた瞬間から新手の人狼ゲームみたいなことを、親の都合でなんで子供がしないといけないのです。
誰かが画期的な逆ハーレムシステムを構築するまでは、私のロマン枠にはいれさせません。
話をハーレムに戻します。
ロマン以外にも書き手に取ってメリットとなる点があります。
四つの視点から、そのメリットを紹介しましょう。
四つの視点とは、読み手の視点。物語の視点。小説投稿サイトの視点。書き手の視点です。
そのいち! 読み手の視点。
読み手を惹きつけやすい。
そのに! 物語の視点。
物語を膨らませやすい。
そのさん! 小説投稿サイトの視点。
検索されやすい。
そのよん! 書き手の視点。
書き手の趣味。
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そのいち! 読み手の視点。
某アイドルグループの人海戦術と同じ理屈です。
一人好きな女性がグループにいれば、そのグループを好きになってもらいやすいです。
ハーレムは某アイドルグループ。メンバーはそのグループアイドルです。
一人でも刺さるヒロインがれば、読み手を惹きつけやすいです。
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そのに! 物語の視点。
説明になりがちな各パートの立ち上げを、それぞれ別のヒロインが担当することで物語のマンネリ化も防げます。国会議事堂のおじ様の話は聞いていられないけど、好きなアイドルの討論番組は見ていられるあれです。
加えて、物語の舞台が話が変わることにも違和感を感じさせにくいです。
各ヒロインに一つづつ物語の鍵となる要素を渡せば、無理なく場面転換して物語を進めることができます。
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そのさん! 小説投稿サイトの視点。
ハーレムのタグは知名度が高いです。
つまり、それだけ投稿した小説を読んでもらえる可能性が上がります。
小説は読んでもらって初めて意味があるものです。書き手は読んで欲しいから投稿するのです。
そのために書き手は、物語の人間関係をハーレムにすることにためらいはないでしょう。
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そのよん! 書き手の視点。
なんだかんだ物語を書き続けるためには、モチベーションというものが必要です。
作品に対する愛着もその一つです。魅力的なヒロインたちがいるから、もうちょっと書こうという書き手もいらっしゃると思います。創作小説が元々そういう書き手の趣味の世界ですから。
以上の点から書き手は今日もハーレムを世に送り出しているのです、
ただ、ハーレムって一見「うひょーい」に見えるかも知れませんが、歴史を見るとかなり過酷です。日本だと大奥で「あっ……」となった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
まったく、休日は家族仲良くゴロゴロしていたいものですね!
異世界でスキルがあって、ステータスオープンして、ナーロッパでハーレムするんだ、ぐへへへ、とかそういうのはないです! でもお風呂はあります!




