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とあるなろう作家の気持ち  作者: 0
エッセイ的ななにか
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エッセイの神様、チートを下さい!

FPSなどのゲームでチートを使ってる人を見つけた、あ"あ"ぁぁッッ! ってなります。


 トラック転生の次に有名ではないでしょうか。

 事故や病気をきっかけに神様と出会い、異世界転生を果たす。


 まず神様の多くが人の形なのは百歩譲って認めます。

 神様が転生させるのも千歩譲っていいんですけど――


【意約】

『ごめんね。お詫びにチートをあげるよ』

「やったー!」


 この流れは書き手に回っても本当に理解できないです。

 ちょっと待て、と言いたい。


 チートってCheating(チート)ですからね。

 その存在は書き手にとっても物語にとっても不正(チート)です。


 神様がチートをあげちゃうの?

 その神様は何なの? 悪神なの? (まが)つ神なの?

 世界をめちゃくちゃにしたいの? それなら、うん、まぁ……。


 転生特典だとか、神の恩恵とか、名前は何だっていいんです。

 いつも見かける度に思うのですが、チートって努力の全否定じゃないですか? だから現実で嫌われているわけで。それが小説になろうでは人気なのですよね。わけがわからないよ。


 チートは書きやすいですよ。

 ただチートにする必要性が物語おいてほとんどないです。

 主人公が物語が進むにつれて、チート染みてきます。敵も回を増すごとに強くなるので必然的に主人公も強くなります。ジャンプ漫画でも鉄板です。それが物語です。


 反面、そういった物語が長くなりがちです。

 その点で、チートというのはその過程を全てすっ飛ばして、結果を手に入れることができます。

 高度情報化社会では時間がすべての鍵です。時間だけがまだ唯一平等に我々に与えられています。


 過程は努力の積み重ねであり、成長という結果には時間がかかります。

 そのため、読み手がその長い過程をきらい、結果を手に入れた主人公が無双する姿を端的にみられるチートが流行っているのでしょう。

 読み手が長いと感じることに、書き手はその倍以上の時間と労力を費やしています。

 それにもかかわらず、読み手が求めていないのであれば、書き手も読み手の需要に合わせて作品の効率化を図ったのでしょう。


 異世界×チートは住む世界が変わるという観点から、主人公が神様というチートを与えられることができる存在と出会うことができる絶好の機会です。

 少なくとも、いつも通り寝ていたら夢に神様が出てきてチートをくれた。なんというよりかは説得力があります。


 ただ、与えられたチートの使い方に悩む主人公って、それは本当に悩むべき悩みですか?

 マネーロンダリングの方法を悩んでいる政治家たちと何が違うのでしょう?


 おもしろいですね。

 いつかそのおもしろさがわかる日が来るのでしょうか。


 死ぬまでにそれがわかるチートを下さい!


転生チートもので「最高ッ!」と思う作品があれば媒体問わず教えてください!

まだ私が出会ったことがないだけかもしれません。

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