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資源ダンジョン

ダンジョンを出て本物の青空の下で思わず背伸びをし「やっぱり 本物の空はいいな」呟くシリウス

「面白かったねー」チェインズの面々も楽しそうに話していた

領主の館に戻り報告の為 領主の執務室に行くと領地のギルド長が執務室にいた

「この領のギルド長のジャックだ・・・です」

差し出された手を握りながら

「シリウス旅団の団長のシリウスです」答えるシリウス

噂のシリウス旅団が来ていると聞いて館に来たジャックは目の前のシリウスを見て こんな若者が・・・ と思いつつも力強いシリウスの握手に困惑していた

「ギルド長もいるなら 丁度良い 発見されたダンジョンの調査報告をしましょう」

室内にいる領主夫妻 エメット嬢 ギルド長を見回し シリウスが言う

「先ずは一階層ですが魔鉱石が採れます 出てくる魔物はゴーレムや赤オーガ 緑オーク デカいミミズですね」そう言うと魔鉱石や魔石を次元収納から取り出して見せた

「ほう これは質の良い魔鉱石ですな 魔石も良い」ジャックが呟く

「二階層は牛や羊や豚の他には六本腕の魔物が出ました」

次元収納から牛肉 豚肉 羊肉 魔石を出して説明すると

「これはまた希少な肉に魔石ですな」ジャックが感嘆の溜息を漏らす

「そしてこれが三階層のドロップ品です」

魚の切り身や鰐イルカの皮を取り出し 最後に拳大のピンクの玉を取り出した

「「「こ これは・・・」」」

薄暗い室内のほのかな蝋燭の光を受けて淡く光るピンクの玉を見て室内にいる全員が息を飲む

「俺等が行けたのは三階層までです 四階層の入り口には火竜がおり四階層にダンジョン核があるとの事です ダンジョン核を壊そうとしない限り火竜は冒険者に手を出さないと言ってました ここは貴重な資源ダンジョンになると考えられますので その方向で見守っていった方がいいと思います」

シリウスが言うと領主とギルド長は目を合わせ小さく頷きあった

「シリウス殿の言う通りだな このダンジョンは領内に莫大な利益をもたらすと思う」ジャックが言うと

「あの辺りを整備して 冒険者を呼び込もう」領主も頷く

「ところで ランク的には どうなんです?」ジャックが聞くと

「まあ ℂランクぐらいでしょうかね」シリウスが言うと

「そういう事なら この領も大賑わいになりますな」

ジャックが領主を見てニヤリと笑う


「では これはお二人に」

次元収納から二個のピンクの玉を取り出し領主婦人とエメット嬢に渡す

「「まあ!! ありがとうございます」」二人は受け取り ジッと玉を見つめている

「あといくつかありますので ダンジョン報告の時にでも王様に献上するといいでしょう」領主に向かって言いながら玉を渡す


「ダンジョン内部について詳しくお聞きしたいので 旅団の皆さん一度ギルドに来て頂けませんか?」ジャックに言われギルドに行くとドアを開けただけで好奇の目が降り注ぐ

「誰だ ありゃ?」「良い女がいるじゃねえか」「あの子供のかたまりも冒険者なのか?」ざわつく室内を見回し 薬草採取や近隣のゴブリン程度しか討伐した事がないのだろう シリウスにはそう見えた

お約束通り「ガキがこんな場所に何の用だ」酔った男がハイジに突っかかるが

バキッ グシャという音と共に壁にめりこんでいた

「お前等 その方達はシリウス旅団だぞ 手を出したら確実に死ぬから止めておけ」ジャックが振り返りもせず 淡々と言うと室内が静まり返り誰も口を開かない

二階のギルド長の部屋に入りダンジョンの内部説明をするが

「階層踏破を目的にしていたので 細かいマップは分かりません」シリウスが正直に言うと

「細かいマップはこれから探索する冒険者によって完成するでしょう 領主様が王家に報告した段階でダンジョンの開放に踏み切りましょう」ジャックが羊皮紙に書き込みながら言う

「冒険者の流入によって 治安が悪くなる事も考えられますので うちの団員を何人か保安目的で滞在させましょう」シリウスの提案に

「おお それはありがたい 先程見て頂いた通りこのギルドの人間では心もとないですから」


それから 領主とギルド長の話し合いと駐在大使を通じて日程の調整の結果七日後に王都へ出発する事になった 

シリウス達も一旦帰国する為 領主を王都まで護衛し そこから聖王国に戻って行った






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