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冬の嵐④

場の空気を変えようとメリルとアリアを見て

「団員の一部は知ってるけど この国では誰も知らない僕の秘密があるんだけど聞きたい?」

「「まあ 何ですの 教えて下さいませ」」二人が俺を見ながら言うのに答えて

「僕は人間でもあるし フェンリルでもあるんだ」そう言ってフェンリル姿になると突然目の前に大きなフェンリルが出てきたので「「キャッ!!」」二人は驚き一歩後ずさる


メリルが「本当にシリウス兄さんなのですか?」問いかけに「ああ そうだぞ」

ノエルさんが服を脱ぎながら答える

「ノエルさん 姫様二人の前だから 自重しようね」

俺が言うと「ああ そうだな」ボタンを外そうとしていた手を止め 尻尾の中にダイブして潜り込む

「メリルとアリアも来るがいい」

恐る恐る近づいてきた二人はノエルさんに手を取られ頭から尻尾にダイブする 尻尾の毛を触りながら「「なんて 心地いい手触りなんでしょう!!」」

「だろう? 気持ちいいだろう」ノエルさんと三人ではしゃいでいるうちにメリルとアリアはスースーと寝息をたてはじめた

まだ口をポカンと開けているロッテさんに二人を寝室に運んでくれるようにお願いし 人の姿に戻りノエルさんと団員からの報告書を持って国王へに面会に赴く

面会を終えてアリアの屋敷に戻ると 夕食も是非にとロッテさんに頼まれ

食堂に行くとメリルもアリアも席に着いていた

「はしたない所をお見せして 本当にごめんなさい」顔を真っ赤にしてメリルが謝るが「いつもの事だから 俺のあの姿を知っている団員もしてるから 気にしないで」俺が笑って言うと

「そうだぞ 気にするな」ノエルさんも言うが 主に潜り込んでる人が言ってもね

夕食も終わり メリルの屋敷に戻るのに馬車を待っていると

「また 遊びみ来ていただけますか?」アリアがモジモジしながら俺とノエルさんを見る

「ああ また遊びに来させてもらうよ」俺が言うと ノエルさんがアリアの手を取り「約束だ」アリアの目を見て微笑む

アリアは顔をパッと輝かせ「ありがとうございます お二人にまた会えるのが楽しみです こんな幸せな気持ちは久しぶりです」

手を振ってアリアの屋敷を去り それから数日間 アリアのお茶会に出たのが知れ渡ったのか夜会やお茶会の誘いの手紙が更に増えた

そんなのは無視してメリルと俺とノエルさんは連日国王と面会し 最終日にはアリアも参加しての面会だった


その日 俺は国王からの親書を携え メリルとアリアを連れてクロノス王の前で跪いていた

「謁見をお許し下さり ありがとうございます」メリルが頭を下げながら言うと 隣のアリアも倣って頭を下げる

「ああ 可愛いお嬢さん方 そんなに畏まらなくていいよ 君達の事はお父様やそこにいるシリウスから聞いているよ で? 僕にお願いってなんだい?」


なんて 美しい方なのだろう そう思ってクロノス王を見ていると 隣のアリアが「なんて 美しいのでしょう!!」声を出してしまう

「ありがとう それで?」メリルに笑顔を向けると

「大変失礼いましました 実は私と妹のアリアをこの国に移住させていただけませんでしょうか? 私が取り替え子と分かっても父も兄も変わらず愛情を注いでくれますが 私と妹が父や兄の足枷になるのは目に見えています どうかお願いします 私達姉妹の移住のご許可を!!」メリルが頭を下げるとアリアも下げる

「移住はもちろん大歓迎だよ 二人共 本当にそれでいいのかい?」

「「はい!!ありがとうございます」」キッパリと答える

会談を終えて扉に向かおうとすると

「シリウス 悪いがこれをマルラス国王に渡してくれないか」手紙を渡された


三人が出て行った後 ブラゴがクロノス王に

「珍しいですな メリル様は緑竜 アリア様は水竜 姉妹揃って古代竜の加護をお持ちとは」

「そうだね あの二人が居なくなったらあの国は苦労するだろうね 自分達の愚かさを理解出来ればいいけど」クロノス王も少し憂鬱そうに答える


転移陣でメリルの屋敷に戻って来た俺達

「凄く 美しい方だったですね メリルお姉様」アリアは興奮気味にメリルに話し掛けている

「そうね それよりも一瞬で聖王国と行き来できるこの魔法陣も凄いですわ こんなのがあったら 国にとって脅威になりますわ」メリルが俺を見て言う

「そうだね でもこの魔法陣は俺の魔力でしか動かないから大丈夫だよ 俺が変な事考えると思うかい?」

「そ そんな事ありえませんわ 変な事言ってごめんなさい シリウス兄さん」

「いいんだよメリル それよりも二人共本当にいいんだね?」

「クロノス王が治める国なら素敵な場所に違いありませんわ」

メリルが言うと「私も同じ思いですわ」アリアも答える



それから アリアを王宮の離宮に送り クロノス王からの手紙を国王に届ける


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