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コルテとニーナと執事

「う~ん」ノエルさんが目を覚ます

「夢では なかったんだな!!」起き上がり抱き着いてくる

おまえマッパかよ!! っていうか俺もマッパじゃん なにをしてくれてんだこの勇者


取り合えずギルドに行ってパーティー登録する事になった

「まあ!孤高の勇者様がついに自らパーティーを組むんですね!!」受付嬢が笑顔で聞いてくる

「それでメンバーの方のジョブは何ですか?」

「従者です」俺はキッパリと答える

「そのようなジョブはありませんけど?」あっさり笑顔で返される

「では ペットでお願いする」こいつ ぶれないなあ と感心してる場合じゃない

「じゃあ 付与術師でお願いします」妥協した俺が書類にサインしながら決める

「じゃあ 連携とか見るのにⅭランクのダンジョンでも行ってみるか?」

「シリウス(人間)と一緒なら 私は何処でも行くぞ」

嬉しくない事は無いが グイグイくる勇者(女性)ってどうなんだろう コルテは自分のモノにするって

息巻いてたけど


二人で最近出来た未踏破のⅭランクダンジョンに歩いていく 

「なあ シリウスのギフトって何だ?」俺の腕に纏わり付きながらノエルさんが聞いてくる

「う~ん 大したもんじゃないぞ 言わなきゃダメか?」

「無理にとは言わないが 興味はある」

「何でも屋みたいなものかな」


途中ゴブリンやらスライムとかの雑魚モンスターを狩りながらダンジョン入口に着いた

「シリウスは魔法だけじゃなくて 剣も使えるんだな 昨日 お前に抱き着いた時も 魔法士のくせに

やけに鍛えた体をしてると思ったが」ブツブツ言いながらも俺の腕に絡みついている


 「「ギャー!! 助けてー」」

ダンジョンの中から二人組が叫びながら走って出てきた

「あ!! ノエルじゃないか」出てきたのはコルテとニーナだった

「なあ パーティーに戻って来てくれよ 俺達だけじゃⅭランクダンジョンでさえ難しいのが 良く分かったから ついでにシリウスも戻って来ていいぞ」コルテが唾を飛ばしながら懇願するが ノエルは興味無さそうにコルテを見ていた

しかし ついでって何だよ!! 

「お前達は私が入る前もこんなⅭランクダンジョンに手こずってたのか?」ノエルが言うと

「いや 簡単とは言わないが そこそこ踏破出來ていた」コルテが考えながら言う

「では その時と今では何が違う?」ニヤニヤとノエルが聞くと「あ!!」っと言って俺を見た

「お前達は馬鹿だからシリウスの有用性が分からなかったんだよ」

ノエルが俺を見ながら二人に一喝する


「なあ シリウス 戻って来いよ また楽しくやろうぜ」コルテが薄気味悪い顔と声で言ってくる

「一度裏切った奴は 次も裏切るってのが院長の教えでな もちろん断るに決まってんだろ!!」

コルテはがっくりと膝をつき 泣き始めた


 ニーナが近くに来て「何度も助けてくれた事覚えてるよ ありがとう シリウス」と頭を下げた

ニーナはコルテに惚れてるから引き抜くのは無理だが もっとまっとうな人を好きになればいいのにな


ダンジョンに出てくるのはゴブリンソルジャーとかゴブリンナイトだ こんなのに苦労してたのか?

ひやっはー状態で 前方でノエルがバッサバッサと切り伏せていく パフもいらないみたいだ 俺必要か?

何か色々考えてる間に最下層にきた Ⅽランクならボスはオークキングのはずだ

ボスの部屋の扉を開けると やはりオークキングだった しかし色が違う変異種か?

ノエルは何も考えず 突っ込んでいくが 軽く躱され逆に重いパンチを食らいそうになる

「桜花列斬」一応身体強化と敏捷性アップは掛ているが オークキングの動きは速いし一撃が重そうだ

それでも流石に勇者 軽やかにステップを踏むように攻撃を躱し 剣をオークキングに振るう

 オークキングがバラバラに細切れにされた後 ノエルがやってきて

「やはり シリウス(人間)の補助魔法は凄いな 普段の3倍くらい力がでたぞ」

と言って抱き着く だから胸のプレートが痛いってば

ーと言う事は俺の魔力が上がっているのか?それともノエルだけ特別なのか?

いつか検証しないといけないな


オークキングが倒された事でコアが出てきた コアを破壊すると様々なギフトや魔法を覚える恩恵があるらしい

「さあ シリウス(人間)破壊してみろ」今までずっとコルテがやって来たから 俺自身が破壊するのは初めてだ

緊張しながらノエルの剣を借りてコアを破壊すると文字・記号・数字ときらびやかな色が頭に流れ込んできた

(最上級の防御魔法を覚えました)

頭の中で誰かの声がした それをノエルに伝えるえと「やっぱりシリウス(人間)は凄いな 滅多に手に入らないモノだぞ」

だから 抱き着くんならプレートを外せって


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