表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/16

07


 オタケ山のふもと目指して、家族一同、てくてくと。


 もうすぐ祠に着くはず。



「話し合いで解決出来たら嬉しいですね」


 それ以外は……考えたくないです。



『竜ってどのくらい強いのか、楽しみ!』


 ……みんなにお願い。


 もし竜さんとどうこうなったら、対処は俺に任せてください。


 みんなは、極力離れてくださいね。



「……」



 あー、ツェリアさんがぷっくりほっぺに……



 でも、そんな可愛らしくふくれても駄目です。


 もちろん、竜さんとどうこうなった場合は『創造』全開で対処します。


 ただ、相手が相手ですし、流石に何が起こるか分からんのです。



「……」



 ぷっくりほっぺが、徐々に興奮りんごほっぺに……



 でも、そんな可愛らしく怒ったって駄目です。


 俺はそんなにあっさりやられたりしませんから信用してください。


 それでも……もし万が一、俺に何かあった時は、


 カミスさんたちに伝えて欲しいなって……



『ホントに大丈夫?』


 俺の『創造』って、みんなが思ってる以上にイケてる能力だと思う。


 今までは結構セーブしてたけど、これからは全力全開でいくから。


 だから、きっと大丈夫。




 珍しく、家族全員、緊張気味。


 そうこうしてるうちに、祠に到着。




 ---




 ちっこいけど、よく手入れされている祠。


 中にちょこんと祀ってあるのは、


 いかにも素人細工な木彫りの女神っぽい像。


 ……どうやら、竜さんは女性のようですね。



『ハーレム増員の予感!』


 ちょっと、チミコさん。


 いくらなんでもそれは無い……はず……



「……」


 そんな目をしないでくださいよぅ。


 俺、ツェリアさんひと筋ですから。




『イチャイチャ、ムカつく』



 ……出た。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ