『まあね、人間だからね、という自虐』・・・『詩の群れ』から
『まあね、人間だからね、という自虐』・・・『詩の群れ』から
㈠
価値観のテントから、雨粒がテントを掻い潜って落ちてくる時、人間だからね、という解釈で、理解実行である。
それは、寧ろ、生きる意味に、まあね、と言う言葉が、変容してはいまいか。
㈡
到達点からの、自己脱却において、自分は自分を客観視出来ない様でいて、実は出来ているだろう、だろうだ。
え?
㈢
つまりさ、意思の原動力になるのは、まあね、人間だからね、辛いことも楽しいこともあるさ、と言うことだ。
そうか、それならば、確かに、廃人になっても、群れを追うだろうな、黄金の。
㈣
馬鹿らしい、という結語で、自分は、俺もお前も、自虐的だよ。
まあね、人間だからね、という自虐は、そんな境地から、創造された、奇跡の言葉だ、だろうだ。