続異世界生活
前回で完結じゃないのか?なら少し横道にずれつつ、補助をしたい。まずタイトルは前回タイトルで見てもらえたらとちと目立つようにつけた。だがあれ良くない。リゼロってのはチート無しって意味でゼロを使ってると見てる。体一つで異世界きてしまいましたとと言う意味で、それならなろうファンタジー全体を解説するためにゼロは相応しくないので取った。
横道にずれるのは、異世界生活ってのは、判りやすく言うと、主人公に明確な目的が無い、作者が定めた物語の運命が無い。この2つが重要で、リゼロはちょうどこの真逆なので分かりやすい。レム、エミリアを救うって明確な目的がある。かつ、片方じゃ駄目だから、ループを何度も両方救えるまでやり直す。
リゼロはセーブポイントを意識して不味いと思ったら自殺している。これが両者救うのを目的としてるのが分かる何よりの証拠。好き好んで死にたい奴は居ないだろう。だから共感があるんだと思う。次にじゃこうなってしまったのは何故か?作者が魔女によってのろいをかけてるからになる。それは分かりやすく言えば作者を排除すると運命と言う事になる。
物語の流れがそうやって2つの方向性で創られている。王道と言えば王道、そしてこれはとても面白さが分かりやすい。何故か?王道だからになる。古典的に良く使われる物語の面白さになるから。じゃなろうは新感覚なのか?なら新しさを意図的に創ったというより、多くの作者がコピーを繰り返す中でコンセンサスの様に出来上がっただけで、読者の淘汰という結果論が新しいものを作り上げたとなる。
ではその淘汰の過程を経ずにイキナリであったときはどうなるか?多分すっと入らない。多くの分かりやすさは慣れと言う前提条件があって成立してて、万人にとっての分かりやすさを定義する事はとても難しいと思う。だが絶対そうか?と言うとそうではない、好みの偏りと言うのがあって、こういうの好きだってなると分かりやすくないこの刺激を受取ってくれる人もいる。
ただ前回話したように、それは頭の中で想定して面白さを言語化して感じ取る場合はかなり問題になる。経験によって意識的に作り出した固定観念が邪魔をする。素直に感じたままというのはとても難しい。評価においてバイアス、先入観を排除する事の大切さはここにあるし、かつそもそもそういったバイアス、先入観を利用して面白さは創られる部分があるのじゃないか?と私は考える。
コレじゃ前回の僅かな補足にしかならない。ここで全く方向性が違う話をする。そりゃ別に話すべきでは?辛うじて繋がってる。今回の話しの問題点は、この雰囲気が好きみたいな曖昧な面白さについて書いてるのに似てる。これはそれ自体そうとしか説明できないし、それが正しさになる。何故分かりにくいのか?の答えにもなってるから。
曖昧で漠然とした刺激で、それを感じ取れるのはただの好みの差がとても大きい。ある人には微弱な刺激が、好みの偏りがあると強い刺激に変わる。私はそれを良い悪いで語る事は意味があるのか?と疑問を持ってる。必ずしも多くの人がよいとするものがよいと私は思わない。少数でも強く感じるものは別のものとしてきちんと評価すべきじゃないか?これが私が提唱している少数精鋭ランキングの根本にある。
私は全員参加のランキングの価値はそれはそれ、これはこれで分けるべきだと思っている。どんな人が全員参加のランキングを好むか?と言うと、分かりやすい一直線の価値観で理解できるものになる。何故人は売上げなど金ですぐに計るのか?と言うと2次、3次の価値観より、1次の一直線の単純な価値は分かりやすくてすっきりするからになる。
それは思考停止の快楽を含む。すぐ金に置き換えて価値を諮る人は大体価値観が薄っぺらでつまらない人が多いのはここがある。すぐ思考停止する人の考えが面白いわけが無く、かつそういうつまらない人はこういった一直線のシンプルな価値を好む傾向がある。
さてここから方向性が違う少数のための価値観、それを突っ込みたい。がらっと方向性を変える、設定厨とはご存知だろうか?なんだえらく外れた話しだなといわれると思うが、これこそが今回書いた目的になる。多くの人が理解してるなろうの分かりにくさでこの設定厨がなろうは多いから、それは文字によって表現されるため、アニメ化すると省略されガチになり面白く無いとなる。
これ自体は正しい見方だろう。だが補足もいる。そこが異世界生活が絡んでくる。何が面白いのか?と考えた時、現実との相違点にあるとなる。これは弱い刺激だと書いておく。だが刺激なのは間違いない。そして、これは異世界の設定と強く関係している。アニメ化によって絵で説明する部分が増える。
この点必ずしもアニメ化は異世界設定にとってマイナスとは言えない。±で言えば間違いなくマイナス方向に進むが、それは原作と比較してであって、最後にアニメ化によって絵による現実世界との相違点は刺激として残る。異世界生活という漠然とした3次元的な面白さに具体的に点となる刺激がこれになる。
批判的な人は設定厨が文字によって楽しむものなのでアニメ化はマイナスだと決め付けている。それはマニアの刺激であるため普通の人は楽しめないとして差別的な扱いを受ける。見下す除外する悪い意味の特別視、そういうのがなろうファンタジーを病的な人間が楽しむまともな面白さが創れない素人のものって馬鹿にした風潮を生み出している。
確かに異世界への好みの偏りはあり、そのせいでそうじゃない多くの人は薄味すぎて楽しめない。または特殊マニア層である設定厨の文字刺激として変わり者が楽しむもの以外ゴミでしかないとされる。そこに私はそうじゃなくて、異世界生活における現実との相違点を様々な刺激によって感じる分かりやすい刺激もある。
それは分かりやすくもっと実写なども含めて言えば異文化やそれに関わる人間関係を楽しむって事になる。絵空事非現実的、だからマニアックな設定厨の楽しむとされる。だが私はそれを異文化の刺激と似たようなものだと思ってる。異世界生活を楽しむと言う楽しみに肉付けがされたのではないだろうか?取りあえずはされたと思うのでこのぐらいで今回はやめておこうと思う。




