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【詩集】日常から

眩しすぎる青

作者: につき

赤色の群なす虹は

水平に輪廻している

カップの模様となって

注がれる炭酸水から

立ち昇る夏


香ばしい滋味を持つ

球体は群れて皿の上で待つ

なんだかとろみのある

艶消しの海

届きそうな気配に

動き出している


微細な音を伴って

モーターは回る

わたしを冷やすもの

昨日のいきさつは捨てよう

明日も暑くなるだろうから


茂り過ぎた草木を縫って

山頂へと続く小道

明らかな場所へ導くもの

青山の頂きを吹く風に

やまびこは答える

入道雲のエサとなることも厭わずに


無音のテーマとなって

わたしに届く

はじまりの声

姦しく蝉の鳴く森が

沈黙する一瞬の

時をとどめて


時は断絶を連続する

流れの異なる様々を

明らかにしてしまう

留まらない宙からの光線もまた


眩しすぎる青に昇っていく

離れがたい慕情

輝く雲の峰を駆けて

晴天だけを望んでいる

前途だけがあって

何も持たず 何も望まずに

お読み頂いてありがとうございます。

なぜかタコヤキが登場しています。。

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