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仲間が増えた
仲間が増えた。
斎藤先輩を理解してくれる仲間。
男友達に、なってくれるかもしれない
鼻血の拓真先輩と、優しい暁先輩
仲間が2人、増えました。
「やっぱまず、髪を黒に染めるべきじゃね?」
「これ地毛だから、染めたら高速違反だって担任に言われた」
「はぁ?!」
拓真先輩が怒りの感情を剥き出しにして机を叩く。
それに対しても斎藤先輩は冷静に、ただ頷くだけだ。
「くっそー! 頭でっかちめ!!」
「拓真、保健室では静かにしていないとだめだよ」
暁先輩が私の横で苦笑いをして、やっぱり斎藤先輩は黙って頷く。
その様子が可愛くて、私はお弁当を食べながら、つい斎藤先輩の方ばかり見てしまう。
「担任がでっかちなのは仕方ないよ。様は斎藤くんの印象が良くなれば良いんでしょ?」
暁さんが冷静かつ穏やかに、拓真先輩を宥め、話しを続ける
「斎藤って見た目怖いし、近寄りがたいんだよ。俺もこうして話してみるまで、絶対危ない奴だって思ってたし……だからさ、もっと前に出て人に親切にしてみようよ」
「……この前、落としたハンカチ渡そうとしたら逃げられた」
「わぁー……」
私は思わず声を漏らした。親切にしようとしても、染み付いたイメージがそれを邪魔するみたいだ。




