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夏祭り2014 7月5日その3 鹿島萌の期待

続きが1週間後になってしまい申し訳ありません!

頑張って書いていくのでよろしくお願いします。

AM10:55


「ふんふんふーん♪」

「随分とご機嫌だな、萌。」

「だって大好きな黒口穂波先生に直接サインもらえるんだよ!

デビュー作のオーダーメイドから殆どの作品チェックしているけど、

どの作品のキャラもカッコ良くて可愛いの!!

うろNOWで連載してくれるってなった時、

もう萌、大興奮だったもん♪

それにただ可愛いだけじゃなくて、

読み切りの『ナイト・アイドル』での

お互いのトラウマを分かち合うことで

一緒に前に進もうとする部分みたいに、

アツイメッセージが込められているんだよ。

今絶賛連載中で、

この団扇のアリスちゃんが活躍する『DoMA』も、

王道ハーレムバトルっぽい展開の中に

きっと素敵なメッセージが見えてくるようになると思うから、

これから大注目なんだから!!」

「分かった、分かったよ、萌部長。

お前が如何にその大先生のファンなのかは分かったから、

少し落ち着け。

ホラ、せっかく浴衣似合ってるのに、

着崩れるぞ。」

「もう、ヤスお兄ちゃんったら・・・。

とにかく楽しみだね♪」

「・・・そうだな。」


興奮する彼女、

というか妹を慰めるかのような合田の対応に、

萌は若干唇を尖らせたものの、

「似合ってる」との言葉はやはり嬉しいらしく、

楽しげに彼に擦り寄るのであった。


合田も合田で傍から見ると余裕のある対応をしているようで、

彼女の白く可憐なうなじに目線を惹きつけられ、

また少しだけ女性らしくなった彼女の感触に

心の中では興奮を隠せないでいる。


合田くん、女性の趣味については

玩具屋(センパイ)よりも

マゾ清水(シショウ)の方に

近い感性らしい。




「しかし萌が部長か・・・。

マゾ清水が顧問でフォローはしてもらえるんだろうけど、

ぶっちゃけ、大丈夫なのか?」

「だ、大丈夫だよ!

まだまだ力不足だから、

いつも楓ちゃん達に助けてもらってばかりだけど、

新入生の呼び込みも頑張って、

蒼華ちゃんや誓ちゃん達とも仲良くやれてるんだよ!

今日のこのサイン会も

後で自分がサインをもらった先生の作品について

部員がそれぞれ部誌に載せる書評コメントを書く予定なんだから!!

後で渉先生がチェックしてくれるんだよ!!!」

「へえー、あの変態、昨年よりはちゃんと文芸部顧問してるんだな。

ガキが生まれて、中3担任だってのに、全くパワフル極まりないね。

海江田に今も伝わるアホな武勇伝からも伺いしれるよ。」

「ヤスお兄ちゃんも、向こうの高校で文芸部に入ったんだよね。

やっぱりうろな高校の文芸部みたいにスッゴい先輩ばかりなのかな?」

「進学校だから基本真面目な連中ばかりだな。

つうか、うろ高の文芸部のメンツの濃さは

どう考えても特殊だと思うんだが・・・

さっきもそっちのお面屋に来てたけど、

あそこの3年ほど変なのはうちに絶対いないわ。」

「えー、羊飼い先輩もオオカミ大王先輩も

堂々としていて立派だと思うんだよ。

私も先輩たちみたいになれるように努力してるんだから!」

「・・・お前が昨年の病院演劇にいたく感銘を受けてたのは知ってるが、

アレは目標にするな、マジで。」

「えー、だって。」

「だってもなっても、ねえ。

まあ、そこら辺はあの慇懃無礼娘や

ツッコミ役が何とかしてくれるんだろうが。」

「もう蒼華ちゃんたちに変なあだ名付けちゃ、ダメだよ!

あ、ヤスお兄ちゃん、列が動き出すみたい。

行こ♪」

「へいへい。」



期待に胸膨らました様子の萌に

適当な相槌を打ちながらも、

合田の頬は自然と緩む。


これでも病弱な彼女を残して町外の高校に行くのは

色々心配があったし、

今も彼の勉強を見てくれている渉に、

それとなく学校での様子を聞いていてはいたのだが、

こうして本人の口から語られるとやはり実感がこもる。



期末前の時期だけど、

わざわざ帰省してきた価値は十分にあったな。

朝から肉体労働させられてとんだ目にあったと思ったけど、

十分にお釣りがきそうだ。

どうせまた大人連中に振り回されるんだろうけど、

ガキはガキで堪能しますか。




「く、黒口穂波先生!

いつも作品読ませていただいています!!

サイン、よろしくお願いします!!!」

「・・・ありがとう。」


顔を真っ赤にしながら団扇を差し出す彼女と

意外に緊張した面持ちでサインを書き出す作家先生の姿を見ながら、

合田は改めて祭りの高まりを実感し始めるのだった。

まだまだスランプは継続中ですね・・・

とはいえ書ける分だけ書いていくしかないですから、

一歩ずつ進めていきます。


アッキさんの『月刊、うろNOW!』から、

サイン会の設定と黒口穂波先生をお借りしてみました。

萌ちゃんは彼女のファンということにしてみましたが、

大丈夫ですかね?

うろNOW内の作品も読みながら萌ちゃんの台詞を

考えましたが、

作品内連載を読み返して改めてアッキさんに感心しました。

横島さんの話題も出させていただいておりますが、

後で実際に登場していただこうと思います。


とにあさんの『URONA・あ・らかると』から、

今回は岡本誓ちゃんの存在について触れさせていただいております。

とにあさんが引き続き夏祭りを書いてくださっているので、

こちらも今更ながら更新できます。

いつもありがとうございます。


シュウさんの『文芸部へようこそ』からは

部長・香月さんと最新話でのお面話をお借りしております。

こちらの設定使っていただきありがとうございました。

懐かしい演劇コラボも使わせていただきました。


次は午後のカラオケ大会前後を直澄中心で行きたいと思います。

今年もカラオケでハッチャケるぜ!!

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