ワールド・チェンジ2
僕はもう一度彼女に聞こうと思ったその時
「おおー、気が付いたか。良かった良かった。」
ひときわ大きい声で言われたのでビックリしながら後ろを向くと、
そこには身長175〜180cmぐらいのスポーツマン系の男が立っていた。
服装は僕と同じで学生服だ。
「あの、どちら様で?」
少し声を潜めて聞いてみた。
「ああ、俺の名前は志摩 稜詫。こう見えても、中3だ。で、君の名前は?」
「僕の名前は樋口翔。あなたと同じ中学3年生です。」
「へー、オレと同い年か。」
「えーとあの・・、あなたここが何処だか知っているんですか?」
「知ってるさ。ここは『天国』なんだろ。」
正直驚いた。あまりにも即答すぎていたからだ。
彼が答えたとき、(もしここが本当に『天国』だったら、少なくとも死んでしまっている事になる。)と、思うと急に胸が痛くなった。
「おい、大丈夫か?顔が青いぞ。」
「また具合が悪くなったのでしょう。少し横になったほうが良いのでは?」
「大丈夫です。少し目眩がしただけですから・・・・」
(でも何かおかしい。何で死んだはずの僕が怪我をしているんだ?)
ふとこんな疑問が浮かんだ。
「はぁ〜。俺まだやりたいことが沢山あったのにな。」
その時彼が言った。少し悲しそうな顔をして・・・。
「まだ死んだと決まった分けじゃない。」
何故か彼の言葉が気にかかってついこんな事を言ってしまった。
「何でそんなことが言えるんだ!」
彼が口を尖らせて怒った口調で言った。
僕は少しビックリしてしまって考えた言葉を言えなかった。
「そ、そんな事言われても・・・・」
「だろ。根拠も無いのにそんな気安めなことは言わないでくれ!」
「そんな言い方は無いだろ。僕だって本当は・・・・」
「本当は・・何だよ!そもそもお前が線路に落ちなきゃこんな事には、」
「じゃ、じゃあ。死んだのは僕名のせいだって言うのかよ!」
「そうだ。お前のせいだ。」
「僕だって落ちたくて落ちた訳じゃない。何かが背中に当たった反動で、」
「それだって同じことだ。腕が当たったぐらいで落ちるなんて。」
「腕がって、何でわかんだよ!」
「そりゃ簡単だ。当たったのは俺の腕だからな。」
「・・・・・・・・・・・え!?」
「だから線路に落ちるお前をかばおうとしたんだ。無駄だったけどな。」
言葉を失った・・・・何も言わずに外に飛び出た。2人が何か言っているのも耳に入らなかった。
この話はかなり短くてすみません。
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