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相澤紫織

「4年付き合った彼氏に振られたんですけど。


2年前から浮気されてたとかシャレになんないですよねー」


相澤紫織アイザワシオリ24歳、OL。


私の人生イージーモードで1日で全クリ出来るような簡単な人生だったら良かった。


「まぁ、そんな事もあるよ。


その男がかなり上手だったのね」


そんな風に話すのは、上司の山門春樹ヤマトハルキ26歳独身、OL。


この人は、恋愛面においてかなりイージーモードだと思う。


なんか全てがハイスペック。


同性だけど同性の私でも山門さんの一つ一つの仕草に一々ドキドキしてしまう。


ちくしょう!なんだってんだ。


人間みんな同じ構造の筈なのにこうも違うと何もやる気起きない。


因みに、今は山門さんと二人で飲んでいる途中。

山門さんが悩んでる私を連れ出してくれた。


有難い先輩、いや上司。


元は私の教育係を担ってくれていたので、普通の人らよりは距離は近いし、仲もいい。


「てか、山門さんは?彼氏さんとかいないんでしたっけ?」


「いないわよ、いらないし」


冗談よ、と私をからかってくる。


「私だって、人並みには恋愛に興味あるわ。


だけど、叶わない恋ってのもあるみたいね」


とため息をついた。


叶わない恋って、は?この人に?この人が?


「山門さんに叶わない恋なんてあるんですか?」


「ええ、そりゃ勿論。現在進行形よ」


なんて、さらっと言ってるけど。


「現在進行形?誰ですか?不倫とかないですよね?」


テンションの上がる私を冷たい目で見てきた。


「私が不倫?するわけないでしょ。他人のものに興味が無いのよ。


結婚してないならまだ余地はあると思って頑張るけど、家庭を壊してまで恋をしてたか無い」


と、微笑みながら言ってきた。


「てことは、山門さんが恋をしてる人は、既婚者ではないけど、相手がいる人ですか?」


「鋭いのか鈍いのか、近からず遠からずかな」


「山門さんから好いて貰える人ってどんな人なんでしょうね?知りたい」


私は、お酒で熱くなった自分の顔を触りながら話した。


「相澤さんは、鈍感だから気づかないかもね」


と、笑われた。


内心、山門さんから好かれる人は羨ましいと思った。


そりゃ、こんな可愛くて綺麗で性格的にも素晴らしい。


こんな人から好かれたら幸せだろうな。


まぁ、そう思うのは、元彼よりも山門さんに気があるからだろう。


仮に好きになったとしても諦めるほか無いけど。

初めまして、青野赤葉です!

初投稿ということで、まだまだ未熟ですが、

そんな中、読んでくれた皆さまに感謝です!!


長編にしていくつもりなので、よろしくお願いします!

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