猫の日陰を探して全国制覇できたらいいな。
今日は空に太陽が出ていて暑くなりそう。自分は今、外にいて道路の端をゆっくり歩いている。とぼとぼとぼ(足音)
さすがにこんなに暑いと嫌になるけど今日も頑張って日陰を探そうと思う。目指せ全国のベスト日陰!っと意気込んで見たけど、
ちょっとだけ、まだ眠い。やっぱり今日は全国制覇は辞めて、寝る場所だけ探そう。うん
明日から本気だします。二言はありません。そうと決まれば、寝床探しだ。ワッショイ。
一応道路の端を歩いているけど、いい寝床は今のところ見つからない。周りは車ばかり通るせいか、少し煙が臭くてたまらない。
うーん。他は草がぼうぼうで寝れそうにないし、もう少し違うところを探して見ますか。
道路の端から、気をつけて、車の通る道を横断し、遠くからちょっとだけ見えていた人のいなさそうな空き地を目指す。スタスタスタと
車の隙間を抜けたあと、やっと空き地にたどり着いた。見渡すと、どうやら、人影もなく、だれもいなさそうだ。よし、ここなら、いい寝床が見つかりそうだ。自分の中の第6感が告げている。
ざっと他に何かないかと見渡すと、ちょうどだれにも使われていない土管がある。自分は警戒しながら、近づき穴の空いている中を確かめる。
ふむ。ふむ。中はひんやりしていて涼しそうだ。大きさも問題ない。大丈夫だ。そこでようやく中に入り前足を伸ばす。後ろ足は少しだけ横にして伸ばしたまま、うつぶせになる
やっと寝られるな。よし、よし、あとは邪魔者が来ない事を祈るばかりだ。明日からは全国の日陰探しで忙しくなるぞ。ふぁ。眠気が急にきたので
今日はこの辺で、また明日よろしくと思いながら、誰に言うわけでもなく目を閉じた。