≪第3章の登場人物と、3つ目の大陸の話≫
3章の大陸や説明などをします。
ここでは3章のおはなしをします。最終章のお話(あと、都市のおはなし)はいれません。
(最終章の登場人物は今までとこれからで全て紹介しましたので)
≪大陸のおはなし≫
第3大陸【セリーゼ】
海底にある大陸だって思いますよね。
まぁそれもありますけど、地上にもちゃんと大陸はあります。同名です。
システムとかの話?
ああ、そうですね。セリーゼ大陸のシステムは【共存一番】です。
共存をするために尽くすこと、それが一番というものです。
(すごい単純だけど)
が、それを破ったのは大陸に住むもの自身でした。
元々は浦島太郎の世界観として、地上でカメを助けた者を、海底の竜宮城に連れて行きおもてなしをする。
そういうのを考えていたんですけど、途中で色々変わりました。
いや、全て変わりましたね。2章のあたりから。
大陸の話に戻りますが、【セリーゼ】は人魚や人間が共存する大陸です。
海底の大陸では特殊な水により、空気が行き届いています。
まぁ、ある程度の空間だけです。あ、魚は泳げます、水なので。
その空間は、あくまで大陸の上部だけです。
しかし、ある時から大陸の崩壊が始まり、竜宮やカメが登場しました。
そうして、長い時を経て、人魚が最後の1人(匹でもいい)になった頃、物語はあらぬ方向へと動き出したのです。
≪竜宮城のおはなし≫
竜宮城とは、シキルがもつ固有空間のことを指します。
魔法を一度発動すると、竜宮城内ではその魔法を使えなくなってしまうし、魂を持つもののみが入れるという空間です。
竜宮城の上部には歯車があり、それが時間の流れる速度を上げている、という設定です。
あ、浦島太郎ですね。
ほら、なんか浦島太郎が地上に帰ってきたら、めっちゃ時間たってるじゃないですか。
300年とか。
それです。
シキルに関しては、使われた魔法を跳ね返すことができます。
あと、何度でも魔法は使えます。
そうそう、勿論、シキルはそこに住んでいます。
豪邸なのに、カメとシキルの2人ぼっちです。
まぁ、外には魚がいますがね。
≪登場人物のおはなし≫
≪高橋 杏果≫(歳:??)
元≪柴式 なつめ≫と言った方がいいのかなんなのか……。
母親に捨てられ、父親に育てられた子。というか今作の主人公です。
杏果を捨てた母親は、権力者に媚びを売って生き延びたものの、奴隷のように扱われ、最終的には死亡。
一方、杏果を引き取った父親は、日々パチンコやら競馬やらに手を出し散財。
その鬱憤を晴らすため、日々杏果に虐待を繰り返していた。
ある時は煙草の火を杏果に押し付け火傷をさせる、またある時は殴ったり蹴ったり……。
杏果は、そんな日々を生き抜いて外の世界に行くと決めたが、そんな明るい華やかな世界は外には無かった。
精神分裂した自分が父親を殺害しマンションに放火、様々な人を殺害して金を強奪し生き延びてきたものの、途中で倒れた。
そこで【寺里真二】に拾われた。
始め、杏果は寺里真二を信用していなかったが、後々、好意を持つようになる。
ちなみに、日々ゲーム三昧だった。
しかし、それまでの影響か、杏果は重い病にかかってしまった。
≪寺里 真二≫(大体41歳くらい)
ゲームプログラム、システムエンジニア、何でもどんとこい。
ゲームをするのとゲームを作るのが趣味のおじさん。
色々とうんざりし、廃棄都市に住んでいる。
が、仕事は自己主義都市でやってる。いつも、ひどい扱いを受けている。
杏果のために、休みなく毎日働き、お金を稼いでゲームを買っていた。
杏果の性格の変更や、それまでの経験を少しでも薄くしたいと考え作られたゲームが
【Re set / start】
である。
人工知能やら何やらを駆使して、友人の【潺南】と協力してゲームを作成した。
ゲーム内での杏果の設定は、名前が『柴式なつめ』、性格は明るくおてんば。そして、優しい家族がいる良い世界という設定。
ちなみに、杏果は父親に嫌な記憶があると知った真二は、途中でゲーム内の父親のデータを削除した。
そんな真二だが、色々あって仕事をやめ、杏果の介護に尽くすことに決めた。
だが、そんな日々にも疲れてしまい、心が病んでしまう。
せめて、杏果の前では明るくしようと尽くした。
途中、目覚めた杏果に『自分は兄だ』と、そう伝え、最後の2人の時を過ごした。
≪潺 南≫(歳:23(嘘))
名前で漢字2文字ってちょっと珍しくない?(書いてて思ってました)
本当は25歳。なんとたった2歳のサバ読み。
真二との出会いは会社で。恋愛とかそういうのには全く興味がない医者兼エンジニア。
スペックは高いものの、女性としての魅力があんまりない。
真二に頼まれ、ゲーム内で杏果を見守るように言われた。
また、それに加えて、【異世界転生プロジェクト】というものの最大権力者としても頼まれた。
真二に勝手に実行され、仕方なく行った。
そうして、杏果や家族(兄)に協力していたが、途中でデータが壊れ、なつめの皮を被らない素の杏果が出てきてしまった。
それに驚いたが、異世界自体のデータは壊れていないことを知り、続行を決意。
そうして、3章の舞台である大陸【セリーゼ】へと、マミやキョウカなど、仲間を連れて行った。
そしてついに、南は自分の役目を終えることになった。
≪セリーゼ≫(歳:不明)(どうだったっけ、歳決めてたっけ)
大陸【セリーゼ】の人魚。3章のヒロイン。父親と母親を亡くした。
大陸最後の人魚であり、儀式の最後の生贄でもある。
責任感が強く、とても優しい人魚。
が、性格のせいで、葛藤することが多い。
杏果を自らの意志で助け、【竜宮シキル】から守った。
異世界大陸『パミル』に住む青年〝デグル〟に見惚れたが、ある儀式のために呼ばれた。
そして別れの時、『必ずデグルに会いに戻って来る』と、ある湖で誓った。
ちなみに、脚はある。
≪竜宮シキル≫(歳:不明 見た目年齢:13)
シキルもセリーゼ同様、人魚である。父親と母親はもういない。
でも脚は生えてる。
【カメ】に拾われ育てられ、竜宮としての役目を果たしていた。
性格はとても強気だが、案外ちょろい。
具体的に言うと、滅茶苦茶怒ってても、『お菓子あげるよ』って言われたら、ちょっと怒りながらお菓子を受け取って許すレベル。
結局、利用されているだけだった。
≪カメ≫(歳:知らないけどたぶんおっさん)
シキルを育てろと【ファニテイル】に言われた亀。
ちなみに、ファニテイルとは飲み仲間だった。
白く長い口髭が特徴的で、腕を組むのが癖。仙人みたい。
〝シキルを利用する〟という名目でシキルを引き取ったが、次第にシキルが愛おしく見えてきて、結局は本当の子どものように育ててしまった始末。
シキルが悪いことしたら怒らず叱るし、もちろん竜宮としての鍛錬もさせた。
シキルが病気にかかった時とかは、色々な治療法を本などを使い自分で探し、何とか治療してあげたり、シキルに欲しい物を買ってあげたりなど、色々尽くした。
冷たいものに異常に弱い。
≪ファニテイル≫(歳:神レベル)
海神。
シキルを育てるようにカメに言い、シキルを利用していた。
大陸の崩壊は全てファニテイルの所為で、集めた魂を自分の力とし、覚醒するためにシキルに儀式を執り行わさせていた。
魔王に仕えているものの、反逆精神たっぷりのチャラ男である。
覚醒すると、ヤバくなる(語彙力喪失)。
これで、登場人物の設定やらなんやらは終わりになります。
ありがとうございました!