第2話 ここは何処?〜エヴァサイド〜
目が覚めると仰向けで真っ暗な部屋の中にいた。ここは何処なんだろう?と思いつつとりあえず明かりになりそうな物を探す。
「ガサゴソ…」
そこら中を見えないながらも探ってみる。
「ガサゴソ…… ポチッ…」
急に部屋の電気がついた。電気のスイッチを押したようだ。
「急に明るくなるとびっくりするじゃない」
若干イライラしつつ何故こんなところにいるか考えてみる。
「そういえば私は学校の裏山にひっそり建っている洋館に入って急に入口が閉まって・・・」
それ以上思い出せない。
「っていう事はここは洋館の中?」
それを確かめる術はない。だがある事に気づく。
「あれっ? ポケットに入れてたケータイがない」
反対のポケットの中も見てみるがやはりない。
「絶対にポケットに入れたはずなのに」
おかしい・・・なぜこんなところにいるのか?なぜケータイがないのか?そういえば他の4人はどうなっているのだろうか?
「ここから出なけりゃ」
私は出口を探した。たが・・・
「出口がない…」
私は閉じ込められたのだろうか?そう思った瞬間謎の頭痛がした。
「ここから出てはいけない」
そう頭の中で声が聞こえた。そして目の前が真っ暗になった。