第15話 返せなかった返事〜アンドレアサイド〜
私は誕生日の日にハルから1つのプレゼントを貰った。とても嬉しかった。だけどあんなことになるだなんて…思いもしなかった。
8/18 11:00 a.m.
突然ハルから電話が掛かってきた。どうやら会って話したいことがあるらしい。学校に12時に来てくれということだったので私は急いで支度して学校に向かった。
8/18 12:00 p.m.
ハルが待ち合わせ場所の学校にいた。そして、ハルと一緒にゲーセンとか行ったりして遊んだ。とても楽しかった。
8/18 19:00 p.m.
ハルが話があるって言ったので学校の近くにある公園のブランコに乗って駄弁っていた。すると、ハルが急に
「誕生日プレゼント」
ハルはそう言いながら照れながら可愛い柄の袋に包まれた箱を私に渡してきた。
「なに?これ」
「いいから黙って開けろって」
私は箱を開けた。そこには、指輪が入っていた。そして、ハルが
「俺と付き合ってください」
と言ってきた。
私は一瞬思考回路が停止した。そして、その次にとても嬉しかった。私もハルが好きなのだ。だけど、
「1週間待ってくれる?」
嬉しかった。嬉しかったけど…だから時間が欲しかった。そして私は悪いことをしたという罪悪感に悩まされた。だけど。その返事は伝えれなかった。
8/18 23:00 p.m.
ハルからメールが来た。そこには告白して嫌な気分にさせてしまったかもっていう謝りの文章が書かれていた。そういうとこ嫌いじゃない。やっぱり私はハルのことが好きなんだなぁと再認識した。
8/18 23:59
人生で一番楽しかった誕生日だった。だって好きなハルから告白されたからだ。なんで即答でokを言わなかったんだろう。後悔してる。だけど、1週間後絶対okって返事をしてやる!
そうして、私の誕生日は幕を下ろした。