第12話 終わりと始まり〜???サイド〜
「・・・こちらは始末できました。・・・次のゲームの手配?分かりました。やっておきます。それでは」
そういって私は電話を切った。足下にはハルと呼ばれる少年が倒れている。さっき私が殺してやった。
今回のゲームは楽しくなりそうな予想は私の感も鈍ったのかな。
まあ、今までにやってきた数々のゲームよりは楽しかったな。
このゲームが理解できないのなら理解が出来るようになるまで繰り返せばいい。
それがどんな結末を迎えたとしても。
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・・・version1.0から2.0に移行。
これよりSacrifice version2.0を開始します。
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俺は今親友に巷で噂の洋館に来ている。なんでこんな所にいるかって?それは、親友のエヴァとイヴァンとレインとアンドレアがこの洋館で肝試しをやろうなんて言ったからだ。
「8/25日にもなって宿題もやらずになんでこんなことをするんだよ〜」
俺がそうだるそうに言うと、
「だってここ『出る』って言われているぐらいなんだからやっぱり来ないとね」
エヴァがそう言った。こいつはいつもそうだ。自分がしたい事を無理矢理みんなに共有させようとする。まあ楽しいからいいけどな。
「でも、ここって行方不明者がいっぱいいるってみんな言ってるよね?」
レインが怖そうに言った。こいつは男だが見た目も中身も女っぽい。いわゆる男の娘というやつだ。
するとエヴァが、
「そんなの嘘だよ。グダグダ言わずに早く行こ」
エヴァが俺たちを強引に引っ張って行こうとしたので仕方なくみんなで一緒に洋館の中に入ることにした。