1 異世界に至るプログラム
勢いで始めました
楽しんでいただけたら嬉しいです
ついでにコメントもいただけるともっと嬉しいです
「う~ん、あ!ここをここと繋いで・・・こうだ!・・・よしよし、ついに・・・ついに完成だ~!」
ついに俺、桔梗一斎はとある物の開発に成功した
とある物・・・それはずばり!『眼鏡型演算処理サポートAIフィア』のことだ!
機能としてはまず、名前では演算処理となっているが簡単に言えば計算式さえあれば答えが導き出せる!という物だ。
アレをするには必要不可欠なのでこの機能は一番重要だ
次は、マップ形成。パッと見地味かもしれない。確かに地図を作製するだけではあんまり役に立たないだろう・・・ただし普通の機械なら・・・と前につくがな
そしてフィアは普通の機械ではない、なにせこの僕が作ったんだから
スマホが革命だとか言っているやついるがフィアは情報収集量の桁が違う。
普通なら衛星から送られる情報を表示するだけだが、フィア場合はは特殊な音波探査で地形を把握、半径1キロまで表示し、さらに熱源探知で生物の有無を確認し地図に表示までこなす
どうだ?これで誤ってもマップ形成が地味などとはいえまい
ちなみに地図の正確性は衛星をハッキングして地球を覗いて見比べたけど景色とかまったく変わらなかったのでバッチリ保証できる。
あと、衛星のファイヤーウォールとかはもう少し強化したほうがいいと思う。な〇うを片手間に見ながら突破できる強度ってのはいささか不安になるんだが・・・?
それに、アレをした後にすごい頼ることになりそうだしね。この機能、実はかなり重要だったりする
そして最後は・・・もちろんAIだッ!
ちゃんと考えるしちゃんと喋る、機械みたいな感情の起伏がない声ではなく普通の少女の声みたいになっている・・・ロリコンじゃないぞ!?ランダムに決めたらこうなってて、慌てて変えようとしたら少女の声で「変えないで・・・」って言ってきたんだぞ!?こう言われたら変えらんないでしょ!
だから名前もフィアってあとからつけることになった・・・
他にもいろいろ機能はあるが多すぎるので取りあえずはここまでにしておきま~す
さてと!さっきからアレアレって言っているけどアレってなんだよ!と思うだろう、ならば教えて進ぜよう!・・・え?どうでもいい?いやいやそんなわけないでしょ?はいはい行きまーす。
アレとはズバリ!異世界旅行のことだッ!
異世界旅行ってなんだよ?だって?ははっムリもない。
これはな、数学の力で異世界に行って遊んだ後また帰ってくる・・・という計画なのだ!
意味が分からないだろう。なにせ5日前、僕の計測装置(自作)が付近の時空の歪みを観測してから計画を立てたばっかりなんだから
まぁ、そこで僕は計測した記録を基にして人為的に時空の歪みを発生させることができるのではないか?と、考えたんだよ。そこから計算式をドンドン作っていったんだけどとても自分一人じゃできないと考えて1日前にフィアの設計図を立てたんだよ
そしてついさっき完成したフィアを使えば計算では1年掛かるところを1時間に圧縮できるんだよ
「それじゃあやっていこう~!」
~~~~~~~~~~1時間後~~~~~~~~~~
「ふふ、ふはははは!ついに完成だ!あとはフィアにこれを起動してもらえば異世界に行けるッ!」
《ようやくですね!マスター!でも、マスターの疲労度が限界にまで達しています・・・なので異世界に行くのは明日にしてください。寝ないと私、このデータゴミ箱にポイしちゃいますからね!》
そういいながらフィアはフォルダをゴミ箱のアプリの上まで持っていった
「ギャー!わ、分かったから、分かったからさ。な?一旦置こうなそれ」
《むぅ。分かりました。仕方ないですね・・・ちゃんと寝てくださいよ~?》
「了解でっす」
《うむ。よろしい♪》
ここまでの会話、傍から見れば眼鏡を掛けたやつが一人で叫んだりしているだけである。ぶっちゃけただの変人である
あ、言っとくけどフィアが俺のことをマスターって言ってるのは強要したわけじゃないからね。
俺は悪くない
さてとっ明日に備えて今日はもう寝ますかね~
「お休み~」
《お休みなさいですっ》