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短編・詩 全般

空中散歩

作者: 些稚 絃羽

空気の中にうかんでみたら 

きっと景色はちがって見えて

できないことだと知りながら

今日も僕はユメを見る


ユメの中の僕はムゲンの可能性

キリューでさえも自由自在で

羽がなくてもロケットをこえて行ける

月のうさぎでさえも友だちで

宝箱の中はきらめく星でいっぱい


だけど覚めた時にはベットの上で

ママのおこった声を聞くんだ

早く起きなさい、だってさ

スーパーマンにはなれないらしい


雲の上を歩く そんなカンカク

あるのになくて ないのにあって

そんなフタシカなものが好きだったりして


パレードみたいな はなやかさはいらないから


目覚ましなしで起きられたり

信号がずっと青だったり

テストで100点取れたり

ママとパパにほめられたり

あの子と一緒に帰れたり


ロウソクに火を付ける そんなカンカク

小さいのに安心して 小さいのにあったかくて

こんな一息で消えるようなニチジョウが 

やけに心に残ったりして


パレードみたいな きらきらはいらないから


ただ原っぱをかけるような そんな静かな散歩でいい

緑の中に寝そべって 空の広さが分かればいい



だけどその時となりにさ

あの子もいたら楽しいね

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― 新着の感想 ―
[良い点] 短い文章、簡単な言葉を用いながらも、繊細な言葉運びが、読み手に物語を魅せてくれる、そんな作品です。 また、多作ながらも作品によっての雰囲気が違い、書き分けが上手いと感じました。 [一言] …
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