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叶わぬ恋  作者: 玖々廼馳 蒼
2/19

準備

あと少しで文化祭ということで準備が本格的に始まった。 その日の私は、少し熱っぽかった。

4時限目の数学の授業の時、私の体調が悪いことに気づいた相川先生は、教卓の前で私を呼び出してこう言った。


相川:「椎名大丈夫か?顔色悪いぞ?」

椎名:「大丈夫です。ちょっとダルイだけです」

相川:「そうか?ちょっとごめんな?」


そういって先生は私のおでこに手をあてた。


相川:「熱はなさそうだな 無理するなよ」

椎名:「はい」


私の熱はすぐに引いた。

放課後私が友達と暇そうに話をしていたら相川先生が声をかけてきた。


相川:「ちょっと椎名こっちきて?」

椎名:「はい なんですか?」


私が廊下に出るとそこには模造紙と、太いペンが2つおいてあった。

どうやらバザーに出す商品の名前と値段を書くらしい。

私が書いて、先生が言葉を言っていき半分くらいの所で模造紙がたるんでいたので、それを直したその時・・


私の手と相川先生の手が触れた。 私は少しビックリした。

けど、先生は何事もなかったかのような様子で作業を続けている。

少しガッカリした。


相川先生は結婚していて子供もいる。

私が、先生を好きになっても迷惑をかけるだけじゃないのかそういう思いが頭をよぎってくる。

作業は終了しあとは、教室の壁に模造紙を貼るだけだった。

相川:「よし終わった ありがとう」

椎名:「いえ どういたしまして」


先生の手伝いを終え、私は部活に向かった

私は、卓球部に所属していて女子が2人男子が5人という中で頑張っていた。今日の練習内容は基礎練習から、男女混合で練習試合だった。

私は練習ではなかなか入らないボールも試合になると面白いように入る。

試合が終わり、部活が終了して帰ろうと外に出た時相川先生に会った。


相川:「おぅ 今部活終わり?」

椎名:「はい」

相川:「そっか 気を付けて帰ってね」

椎名:「はい さようなら」

相川:「さようなら」


その日の帰りは、電車に間に合いそうになかったので

学校から駅まで走って帰った。



その次の日、自分の本当の気持ちが気づく出来事が起こることに

なるとはその時思ってもいなかった。



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