魔物
今回はちょっとダークかな?
わかんないけどそんな感じの回
アリシアが勇者を迎撃した3時間後に、楓達は『リーズブル』の街に戻って来ていたのだが...
「化け物め!殺してくれる!!」
砦のところに何十人もの傭兵や冒険者が集まっていた。
恐らく逃げた冒険者が、ガイストとアルベルトの魔人化を見ていたのだろう。ソフィアはいまだに眠っている。
「出ていけ魔族の者め!!」
「同胞の敵だ!化け物!!」
「殺す殺す殺す殺す!!」
「ここでこいつら殺せば俺が英雄てなぁ!!」
罵声を浴びせる者や、殺意を剥き出しに睨む者など様々な奴等が集まっていた。
「...どの時代もニンゲンってのは、こんなに醜い者なんだな」
「そうねぇ…まぁ、今ここでぶっ殺してもいいんだけど?どうするの?」
ガイストとアルベルトが、そんな会話をしていた。...確かに、今のこの人達は醜い。全員が、恨みがましい目で私達を軽蔑している。分からないかなぁ?私達が居なかったら、今ごろこの街は無くなっていたと言うことに...
「...分からせてやろう。私達が居なかったらどうなっていたかを...」
「ということは?」
私は、冷淡な声で呟いた。
「リーズブルの街を壊そう。...いや、無くそう。ソフィアが起きるまでに...」
そのとき、どこからか声が響いた。
「ちょっと待てよ!」
ドン!と大きな音を立てて、一人の少年が着地した。体のあちこちに怪我をしているが、その目には闘志が宿っている。そして・・・
「「「ゆ、勇者様だー!!!」」」
何人かの男達が騒ぎ立てた。
髪は茶色っぽい色をしていて、目の色は青色で目は少しつり上がっており整った顔立ちをしている。
軽い軽装をしていて、肩に大振りの剣…どちらかと言うと大剣を携えてたっていた。
「勇者ぁ?いや、そんな大層なものでもねぇかな…アイツ(魔族の女)に負けて、その上こっちに飛ばして貰っちまったからな…まぁ、所詮大海を知らなかったってことかな…」
男…勇者は、笑いながらそう言った。
「何が言いたいのかな…?」
「あぁ…」
勇者は一拍おき、
「タイマンで勝負をしねぇか?もちろん、お前が勝てばこの街に居てもいい。その代わり、俺が勝ったらそうだなぁ……そこで、眠っている女を貰おうか」
男は、ソフィアを指差しながらそう言い放った。数秒の沈黙…
「…ソフィアをどうするって?」
楓が怒りの篭った声で言った。
「へー、ソフィアって言うのか…いい名前だな。ますます欲しくなって来た」
「上等!ソフィアは私のものよ」
この時、この場にいた全員(二人を除いて)は同じことを思った。
(((張り合うのはそこじゃねぇだろぉが!!!)))
もちろん、声に出すと殺されそうなので自重したが…。
「勇者様よろしいので?そんな、魔族の輩等とそんな約束を交わして?」
「いいもくそもあるか?事実、この街を救ってくれたのは彼女らだろ?まぁ、俺はそんなことどうでもいいがな...」
勇者は、はっきりといい放った。魔族だろうが関係無い、と...
「さてと、始めるか...」
「望むところよ」
そんな訳で、勇者対楓の戦いが始まった。
あれぇ?何だこれ???
最初に予定してたのと違う…ま、いっか!




