依頼とホワイトウルフ
今回で終わりたかったのに~!
次回もあります。
私は馬車に揺られながら、依頼書の内容を確認していた。
依頼書の内容はこうだ。
獲物 ホワイトウルフ×5匹の討伐
場所 白銀の森
難易度 C
報酬 銀貨7枚
と、こんな感じだった。
この場所までは、馬車で半々刻らしいので私は素直に馬車に乗ることにした。もちろんお金は払ったが、依頼書とギルドカードを見せたら往復銀貨1枚でいいと言われた。
「おーい嬢ちゃん『白銀の森』に着いたぞ!」
「ありがとうございます」
私はそういい馬車を降りて『白銀の森』を見た。
『白銀の森』はその名の通り、辺り一面白銀の世界だった。木の一本一本もそうだし、何より草も全て白銀だった。
「と、いつまでも見てる場合じゃない」
私はそういい森の中に入っていった。
「本当に一面白銀だ」
これじゃ白い体をしているホワイトウルフが、見つけにくいなと私は呟いた直後
「ッ!早速来た!!右に一匹と左に一匹!!!」
私は腰に刺している剣に右手を触れた。
「ガォン!」
そして、前方から成犬ぐらいある真っ白な毛並みの狼がとびかかってきた。
私はそれをしゃがんでかわし、その瞬間剣を真上に振り抜いた。
すると、剣は狼の腹を意図も容易く一閃した。
狼は短い断末魔を上げ死んだ。
その隙に背後からもう一匹がとびかかってきたが、サイドステップで左によけ水平切りをやや右側に放ってとびかかってきた狼を切り裂いた。
「・・・ふぅー」
私は息を吐き体の力を抜いた。
そのあと、ホワイトウルフから魔力結晶と毛皮をはぎとって移動した。
そのあと5分ぐらい森を移動していて、ホワイトウルフを見つけたのだが
「ラッキー三匹同時に見つけた」
ホワイトウルフは同時に三匹もいて、一ヶ所に固まっておりまだこちらに気付いていない様子だったため、私爆発的な勢いで三匹に迫り二匹を切り裂いた。
一匹はギリギリできずき、後ろに飛んで回避していた。
「グルルルル!ガウガウ!」
威嚇してきているが、一行にかかって来ないため私は全速力で接近し今度は逃がすことなく仕留めた。
「依頼達成と・・・」
そういい彼女は倒したホワイトウルフからはぎとろうとして、手を止めた。
「何かいる・・・ホワイトウルフより強大な何かが・・・」
彼女がそういい森の奥を凝視すると・・・
「な、なんだよあれ!オ、オルトロス!?」
森の奥から出てきたのは、ホワイトウルフの二倍はある巨体に二頭を携えたオルトロスだった。
あと1話で第二章終わると思います。
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