最終章 ~ バイ菌軍団大行進・・・美絵子ちゃん・・・そして、ああ・・・うるわしの少年時代の想い出の夏の日々よ
あぁ・・・
なつかしいなぁ・・・。
お題目のサブタイの文言って、
ぼくにとっては、『殺し文句』・・・この連載型エッセイの『トドメの一撃』みたいなものですよ。
本当はですね・・・
このエッセイにずっと書いてきた内容のものと、
いまだ完成しておらぬ『しげちゃんの小学生日記』を、マメにリンクさせていこうと計画してはいたんですが、
ソレがなかなかうまくいかなくて・・・。
結果的に、向こうの更新がほったらかし状態のまんまで、
あとから書き始めた、コチラが、先に『最終章』を迎えることになりました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ぼくが尊敬してやまない、ここの諸先輩方や、
なろうデビュー以来の、古くからのぼくの読者の皆様は、今野産業というおもちゃメーカーが作った、
『バイ菌軍団』を、よくご存じのことと思います。
あらためて、『しげちゃんの小学生日記』にも書いていきますが・・・
ぼくがことあるごとに「イメージ物、イメージ物」と騒ぐ、
松田聖子さんの歌と並んで、
美絵子ちゃんとの、あの甘い日々の数々を連想させてくれる・・・
『時の旅』
『時間旅行』へといざなってくれる・・・
それはそれは、
素敵な旅のお供の最終形アイテム・・・究極なのです。
神山文房具店の、正面、向かって右側の一角に、
ひっそりと設置されていた、「ガチャガチャ」。
残念ながら、写真撮影はしていなかったので、ぼくの思い出と記憶の中でのみ、
その当時の画像・映像が記録されていて・・・それらの鮮明な記憶の数々が、
こうしてぼくを机の上のオンボロPCに向かわせ、
ひたすらキーボードを叩かせておるのです。
美絵子ちゃんご自身は・・・
このガチャガチャで、1体20円で売られていた『バイ菌消しゴム』のことを、
いま、このときも、
あるいはご存じではないのかもしれません。
でもね、
ぼくと、ぼくの敬愛する、はとこの『小林功ちゃん』にとっては・・・
あの『バイ菌軍団夏祭り』は、
永遠の、
心の『たからもの』なんです。
ああ・・・許されることなら・・・
最愛の美絵子ちゃんと、
ふたり、水入らずで仲良く雑談しながら・・・
本当に他愛のない会話を交わしながら・・・
250mlのコカコーラの缶ジュースをいっしょに飲みながら・・・
アイスキャンディーを仲良くなめながら・・・
『バイ菌軍団消しゴム』のガチャガチャを、ふたりで引いて、
出て来る商品の結果に一喜一憂しながら、
子供らしく、いっしょに無邪気に・・・
それは、無邪気にはしゃいでみたい。
美絵子ちゃんの、
あのあたたかくて、やわらかい左手の感触を、もう一度、たしかめてみたい。
さらさらとした、あの綺麗な髪を、優しくなでてあげたいな・・・。
あの小さな両肩に、
この右腕をまわして、グッと抱き寄せてあげたい・・・。
小さくて可愛い美絵子ちゃんを抱っこして、
何度もほおずりしてあげたい・・・。
いっぱいキスしてあげたいな・・・。
~ 完 ~




