第47章:国井そろばん塾(2)
・・・その『国井そろばん塾』なんですが、
2025年2月23日現在、
もう、どこにも存在しておりません。
塾の創始者たる国井先生・・・正確にいえば、夫婦で経営しておられた塾で、
矢板市の木幡地区のほか、北にもう1つありましたが、おふたりともご逝去されて、同時に塾そのものも消滅していますね・・・。
もう、ヘタすると昭和時代でのハナシですよ。
ついでにいえば、
国井先生のご自宅そのものも、
いったん「更地」となったあと、いまは別の住人が暮らしておるようです。
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・・・拙作『たからもの』の序盤でも触れましたが、
当時の「そろばん熱」というものは、
そりゃ、異常なほど親御さんの間で加熱し・・・
各家庭のお坊っちゃんやお嬢ちゃんの、放課後や休日の貴重な時間を奪っておりました。
自分からわざわざ好きで入塾していた子供なんて、
ほぼほぼいなかったんじゃないかなぁ・・・。
多分に、「お受験」ならぬ、「お塾」ってヤツでんがな(泣)。
でもね、
どうやら、ソレが・・・
「いたらしい」んですよ。
それも、そろばん塾のあった広場のまん前にね。




