第39章:理容店の次男・・・菅谷なおき君(1)
・・・なおき君は、
美絵子ちゃんの翌年の、1981年に、川崎小学校に入学してきた男子児童。
美絵子ちゃんの朝の登校班に属していたので、
きっと美絵子ちゃんも、おぼえていることでしょう。
今現在も営業されている、
『菅谷理容店』の次男坊である。
ちなみに長男さんは、
ぼくよりも2つ学年が上の上級生で、
彼のクラスメートの女子からは、
「ガス屋 ガス屋」と呼ばれていた。
(・・・「すがや」をもじって、「がすや」にしたわけですね。)
なおき君は、とってもかわいらしい、ハンサムな男の子で、
よく、そろばん塾周辺をうろちょろしておったので、いつのまにか、ぼくと意気投合し・・・
仲良くなっていた♪
あとでも触れるが、
ぼくは、美絵子ちゃんとは、
学校以外のプライベートでは、1秒たりとも遊んだことがなかった。
ゆえにぼくは・・・
誰か、ほかの遊び相手を必要としていたのだ。
・・・それがたとえ、男子児童であっても、
ぼくはいっこうにかまわなかった。
美絵子ちゃんが転校してしまったあとは、
ぼくはよく、
下級生の男子とも、仲良く遊ぶことがあったし、
「黒木君」という、東京からの下級生の転校生のご自宅に遊びに行ったこともある。
当時のぼくは、
とてもフレンドリーで気さくな性格だったから・・・
その気になれば、誰とでも友達になれたし、
仲良くなれたものだ。
なおき君は、素直な子だったから、美絵子ちゃんと仲良くしていた時分でも、
放課後や休日には、いっしょに仲良く遊んでいた。
・・・美絵子ちゃんは、知らなかっただろうけどね。




