第2章:栃木県『宇都宮動物園』(2)
この動物園は、
いちおう、「宇都宮」という名を冠してはいるものの・・・
実際には、
同じ宇都宮市でも、かなり北のはずれに位置した、いまも経営されている小さな動物園。
しかしながら、
東北自動車道の「宇都宮インター」から近い場所に設置されているので、
栃木県外からのお客様のアクセスは悪くないと思う。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・上のほうで、
「小さい動物園」と書いたが、実際、現地を訪れてみると、小さいどころか、
かなり広く感じると思う。
東京の上野動物園などに比べて・・・という意味合いなのだ。
ただし、
むかし・・・美絵子ちゃんが、川崎小学校の1年生のときの遠足でここを訪れた当時は、
入場料は無料だった。
いまは、最低、千円は取られるはず。
ライオンやトラは、当時いなかったが、
インド象やキリンさんはいた。
ぼくが最後に訪問した1990年2月の寒い日には、
メスのトラとオスライオンのあいの子・・・
「珍獣ライガー」なんていう珍しい人工の猛獣もいた。
ちなみに、
その逆パターンで、
オスヒョウとメスライオンのかけわせでできる珍獣を、
「レオポン」という。
基本、どちらの動物も、
ライオンの胴体に、うっすらとヒョウ柄の斑点だのトラ模様がついた格好だ。
レオポンは、
ぼくがまだヨチヨチ歩きのころ・・・
1970年あたりに、盛んに交配・作成された動物だ。
ライガーもレオポンも・・・
子孫を残すことのできない、「一代雑種」である。
いまは、動物愛護や生命倫理の観点・理由から、
いっさい作られてはいない。