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第18章:挿入チャプター(その2):美絵子ちゃんへ・・・
優しくて、可愛い美絵子ちゃん。
こんばんは!
・・・元気してる?
ぼくの・・・君への想いは、日に日に、
年々、つのるばかりだよ・・・。
洋子ちゃんとの、
長く苦しい、「三十年戦争」がちょうど終了したタイミングで、
美絵子ちゃんの消息をつかめた・・・ということは、やはり、
神様のお導きだった、としかいいようがない。
美絵子ちゃんとの想い出は・・・
本当に、格別のものなんだ。
とくに、
あとでまた書いていくけど・・・あの『魔物事件』当日。
ニ度目に、ぼくが君を突き放したとき・・・
あのときも、
午前中に、一度、冷たく無視したのに、美絵子ちゃんは、
2年間、変わらず、ぼくに見せてくれた笑顔で、ぼくに接近して、駆け寄ってくれたもんね・・・。
あの「最後の笑顔」が、どうしてもぼくは、忘れられないんだ。
・・・目に焼きついて離れない。
ああ・・・
あんなことさえなかったなら・・・!
いまでも、毎日、くやんでいるよ。
m(_ _)m




