第二次銀河大戦
人類滅亡を防ぎ・・
人類を救済した・・
あの偉大なる帝国がこの地を去って・・・永い永い月日が流れた。
今や・・・その帝国は伝説となり 神代の時代の物語として語られ・・そして いずれは忘れ去られていく。
その偉大なる帝国がこの地を去って・・2521年目。
すなわち、新星暦2521年
アマルガワ銀河は激動の時代を迎えていた。
恒星間国家の利害が複雑に絡み、対話が不可能なほどの対立、そして・・ついに両陣営は激突した。
世に言う第二次銀河大戦である。
アマルガワ銀河を構成する数多くの星間国家は理念や利害などを理由にして二つの陣営・・・
・・・いわゆる 連邦側と同盟側に分かれたのだ。
人類世界は二つの陣営に分裂してしまったのである。
そして・・・広大な銀河を舞台に壮絶な艦隊戦、地上戦を展開していく。
しかも・・戦争を望まない中小の中立国家でさえも安泰ではいられない!!
銀河全体を覆う戦火は どのような立場であろうと・・容赦なく戦争という災害に巻き込まれていくのだから・・・
そうです!!
ついに我がカツラギ公国にも銀河大戦の荒波が襲ってきた。
このカツラギ公国は宇宙船の墓場と呼ばれるサルガッソ宙域の中央部に位置しており
今まで・・・誰一人訪れることもない・・超引きこもり国家だったのである。
しかし そんなカツラギ公国に外界の勢力が2600年ぶりに到来しようとしていた。
その外界勢力とは・・・連邦陣営所属のメルテリア共和国艦隊であった
メルテリア共和国艦隊の目的は・・・カツラギ公国を含むサルガッソ宙域を超え・・・
敵対勢力である同盟陣営の主軸・カーラルドラン王国の側面部へ攻め込もうという計画なのである!!
元来・・・このサルガッソ宙域は天然の障害物として両陣営に利用されてきた。
だが、両陣営の戦いが長引き・・・膠着状態がつづく中、一挙に戦局を動かす戦略が必要となった。
それがサルガッソ宙域突破作戦である。
もし・・・サルガッソ宙域方面からカーラルドラン王国に攻め込むことができたなら、
連邦陣営は同盟陣営に対して おおきなアドバンテージを得ることが出来る!!
◆◇◆◇◆◇◆
メルテリア共和国艦隊は・・・カーラルドラン王国の側面を衝くべくサルガッソ宙域へと侵入した。
その進路上の星系を占領しながら・・・
そして・・・その進路ルートにカツラギ公国は存在していたのであった!!