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ヘルドッグフレンズ

「これ楽しーの!」

「強い……」

「あぁ!血が疼く!」


 3人ともゲームで遊ばせていると白熱しだした


「FPSとは中々面白いな!」

「ヴァイス様、銃、使ってない……」

「ご主人様はおやつなのー」


 このゲームでもヴァイスは近接戦闘が好きなようでナイフを使い遊んでいる。人の遊び方に文句は言わないがたぶんそのままだとケルに良い様にやられるだろうなぁ。現に「おやつ」言われちゃってるし


「そこです!」

「ぬわぁ!」


 いつの間にかベルに入れ替わったりするので慎重に攻めたり、大胆に攻めたりとヴァイスは完全に弄ばれてる


「貰った」

「ぬわぁ!」


 ヴァイスは倒されて復活したかと思えばその近くに居たシルエッタに撃ち抜かれる。悲しいけど3人で戦うとそういう事あるよね


「リスポーンを狩られるのは仕方が無いが、やはり一撃与えたかった……」

 ナイフ攻撃で一撃与えるのは即死攻撃なので当てた時点で倒せるのだが……


「だから言っただろ?せめて投げナイフ持っとけって?」

 FPSというゲームでナイフプレイをするのは外道だと言われる事もあるが、そういうプレイの仕方が有るのも事実だ。装コアと違い操るのはロボでは無く、人なので耐久力はかなり低い。装コアと同じ感じで突っ込めばあっという間にデスを量産する事になるだろう。だから近接オンリーでは無く、飛び道具も持っておいた方が楽しめるのだ。


「うむ、素直に聞いておくべきだった」


「たまには銃も使ってみ?」

 せっかくFPSというゲームで遊んでいるのだから銃を使って遊ぶのも良いだろう


「次の試合からはそうしよう」

 ヴァイスはやられるのも楽しんではいたが、やはりやられてばかりは面白くないのだろう次の戦いからは銃を使うようだ


「クロトも入るのー!」

 どうやらケル達が今回勝ったようで俺も一緒にやろうと誘ってくる。勝てたから自信がついているのか?


「俺も入って良いんだな?」

 4人で遊ぶのは初めてだからどのくらい出来るのか分からないがやるだけやってみるか


「皆で遊ぼうではないか!」

 ヴァイスの宣言でコントローラを握る。戦闘を見ていたがケルはかなり上手いから気を付けないとな……


 各々使いたい武装を決め、4人で戦うモードを選ぶ。

「晩御飯は食べたけど風呂はまだだからさくっと10人最初に倒した人が勝ちで良いかい?」


「いいぞ!」「はいなのー!」「良い」

 10人だとサクッと終わるので良いだろう


「じゃあスタートだ!」


 今回の皆の武器はケル達がサブマシンガン、シルエッタがアサルトライフル、ヴァイスがショットガン、俺がスナイパーライフルとなっていた


「おぉ!」

「うわ、やられた」


 ショットガンで開幕キルを決めたヴァイス。やはり近距離武装だと強いのか……


「ほー?良いじゃん!じゃあキル貰ってくね」

 ショットガンの射程範囲外から胴体を撃ち抜き、キルする


「ぬわっ!?クロトめぇ!」


「では僕も貰うです!」

 俺の後ろから現れた今はベルか?ベルに撃たれてキルされてしまった。


 そうこれだ。一人キルしてもすぐ次の敵がやってくる油断した奴が悪いのだ。


「そうだったな、これだよこれ!一人じゃこんな事無かったなぁ!」

 久々のこの感じ……思い出したら本気で戦うしか無いじゃないか!


「クロトが本気だ……」

「空気、変わった」


 二人は脅威を感じた様だがケル達はそうでもないのか無反応だ。


「じゃあここからは本気で行くぞ?」

 スナイパーが遠距離しか使えない訳では無い事を見せてやろうではないか。


「かんけー無いの!全部倒すの!」

 今度はケルか忙しいなぁ?だが、そのやる気は良いぞ?ゲームは本気で楽しまないとな!


「じゃあさっきのお返しだ!」

 近距離でケルとかち合うが……


「この距離は……えぇ!?」

 サブマシンガンとスナイパー。近距離で出会ったら普通はサブマシンガンが勝つだろう。だが、これはゲームだ。


「こういうテクニックもあるんだよ」

 QS。クイックショットやクイックスコープ等呼ばれるテクニック。銃を構え、スコープの画面になった瞬間に撃つ事で画面中央に弾が飛ぶので照準さえ合っていれば距離関係無く、即相手を倒す事が出来る技だ。


「よし、最初に10人倒した人のお願いを聞ける範囲なら聞いてあげよう」


「「「!?」」」

 皆が本気で遊ぶ様にちょっとした提案を出すと3人が驚いた様な表情をしたと思ったら座り方やらコントローラを握る力やら変わり、明らかに本気を出す感じなった。


「なんでも聞いてくれるのだよな?」

 なんでもとは言ってない


「出来る範囲ならな?」


「やるしか、ない!」

「クロトにお願い聞いてもらえるのー!」


 皆勝つ気満々だ。誰も負ける気が無い戦いというのはとても面白いのだ。これからが本当の戦いだ!



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