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イレギュラーショッピング

野良猫同盟との戦闘が終わり、家に帰宅した俺達。


「今日は色々あって疲れたなぁヴァイスもお疲れ様」


(クロトもお疲れ様だぞ)

 ヴァイスが言うと違和感があるけど嬉しい。


 今日は支部の子達と野良猫同盟の2人に戦闘があったら協力すると宣言してきた。


「協力するって言ったのは良いけど自分から率先して魔物を討伐するのはやめておくかぁ」


(何故だ?魔物を倒して魔石を集めたりしないのか?)

 魔石を集めれば武装を作って俺を強化できるっぽいけど……


「支部の子達は魔物を倒して給料貰ってるから俺がでしゃばるのも良くない」


(魔物が現れても先に倒される事が多発したら彼女達の存在意義が危うくなると)


「そうそう、だから俺達は手助けがメインだ。だけど俺の近くに魔物が出たら問答無用で倒す」

 彼女達を手助けするのが主なスタイルで近くに魔物が出たら倒すそれがクロガネのスタンス。


(なるほど、今後の方針は分かった)

 ヴァイスも分かってくれた様だ。


「じゃ、今日はもう遅いし寝るか」


(わかった)

 短く答え、ヴァイスが俺の中からにゅるっと出てくる。


「うむ、明日は装コアArrangeのリベンジだ!」

 さらっとお願いをぶっこんでくるなぁ


「まぁ、ヴァイスには頑張ってもらったしそのくらいは良いよ」

 ヴァイスのお陰でクロガネとして戦う事が出来るし、感謝として前に魔物に襲われて入手出来なかったゲームくらい買うのは良いだろう。


「いいのか?」


「ヴァイスをぶちのめす為ならゲームの1つくらい安い安い!」


「言ってくれるな?だが、新しいゲームならスタートラインは一緒だ。負けんぞ!」


「じゃあ明日はまたモールに行ってゲームショップに行くか。昨日は食材の買い出しだけでショップを見れなかったからな」

 歓迎会の準備で買い出しだったから流石にゲームショップを見に行く訳にはいかない。


「クロトには頭が上がらないな。正直ゲームの事は半分冗談だったんだが」


「気にしないでよ感謝してるんだから。今日はもう遅いし、寝よう」


「うむ、クロトもしっかり休むのだぞ?おやすみだ!」

 元気だなぁ


 明日の予定はモールで買い物に決まった。


「明日は平日だし、買い物もゆっくり出来るだろ。今日はもう寝るか」


 明日は平日。ゆっくりモールでご飯でも食べてからゲームを買おう。


 そして俺は眠りにつくのであった。



 翌日


「おはようクロト!今日は買い物に行くのだろう?」

 朝からテンション高いですねヴァイスさん。


「おはようヴァイス、準備するからちょっと待ってて」


 そして朝食などを済ませて出かける為、服を着替えて玄関に行く。


「ヴァイス行くよー?」


「うむ、出発だ!」

 ヴァイスが俺の中に入るのを確認してから玄関を開ける。


「さて、行きますか」

 モールに向かう為バス停に向かう。


 今回は前の様な失敗をしないためにやにやしない様に気を付けて、パーカーのフードを被り顔を出さない様にしていた。


(若干不審者ではないか?)


(そうかな?)


 顔を見せない様にしていたが、不審者って言われちゃうと確かにそんな気もする。


「バス停もすぐだし、フードを外しても良いか」


 フードを外し、バス停に着くとそこには4人バス停で待っていた。


 支部の4人だ


 何故!?何故彼女達が居るんだ?今日は平日だろ!?


「あ、遊馬さんだ!こんにちわー!」「お、昨日はありがとなー!」「こんにちわぁ」「あの……この方はお知り合いですか?」


「この人が歓迎会の料理を作ってくれた遊馬さん!」


「あの料理を作ってくれた人!?」

 何やら見たことが無い子が俺にキラキラした目線を送って来るが困った。


「や、やあ皆今日は平日だけど学校はどうしたんだい?」

 いったい何故学生である彼女達が平日にこんな所にいるんだ?


「遊馬さん、今は夏休みですよ?」

 完全に失念していた。学生は今夏休みシーズンだ


「遊馬さんも買い物ですか?」

 あぁこの流れはマズい。


「あ、あぁそうだよ?」

 だけどこのバス停に居るのだから買い物に行く以外無い。


「じゃあさ……」

 もう聞かなくても分かる。


「「「「一緒に買い物しましょう!!」」」」


 ですよねー

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