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弾丸ホームカミング

「かなり美味しかったですねぇ」

「ミディアムも結構良いなぁ」

 ステーキは全て綺麗に食べられていたお陰で後片付けも楽だ。基本的に出された料理は全部食べる人しか居ないけどな?


「「よし、終わり」」

 使った食器は洗い終わったので皆の元に戻っていく


「それじゃあ私は帰りますね?」

「おう、今日もお疲れさん!」

「はい、ではまた~、玄斗君もたまにはこっちに顔出してね?じゃあねー!」

「さよならー」

 晩御飯の後片付けを終えると神名さんは帰るみたいだ。まぁ住み込みって訳じゃ無いしね


「明日は来れないから見送りは出来ないけど……向こうに戻っても頑張ってね?」

「はい、神名さんもメンタルケアのお仕事頑張ってください」

「はーい。ありがとね~」

 玄関で神名さんの見送りをする。お昼頃運転していたあの運転手さんが家の前に停まっていたので送ってもらうみたいだ


「あ、運転手さん」

「おぉ、お昼は魔物が出たって聞いたからビックリしたよ。そういえば居なかったけど……どうしてたの?」

 あ、やべ……神名さんはもう説明しなくても良いけど運転手さんはそうもいかないよなぁ……


「あ、玄斗君達は魔物が出た時に私達と分断されちゃってて、ちょっと前にようやくここに戻ってこれたんですよ」

「あぁ、そうだったんですか……本当に無事で良かったです。私達も心配していましたから」

「それについては……ごめんなさい」

「いえいえ、責めているつもりは無いんです。遊造さんのお孫さんが無事かどうかは私には分からなかったのでとても心配していたんですよ。私にも息子が居ますからね……自分の息子が生きているかどうか分からないとなれば心配で堪りませんからね」

 行きに一緒に乗った人が帰りには居ない……しかも車1台分の人数が居なくなったと考えるとそりゃ心配にもなるわな……


「遊造さんと神名さんがお互い深刻そうな顔をしていたので……ちょっと最悪のパターンを想定してしまいました……」

 チラッと神名さんの方を見ると俺に耳打ちしてきた


「車の中だと秘密がバレる可能性があるからって車の中では話さずに考えとけって言われたからね?」

 なるほど、まぁ俺が変身する瞬間も見たし、車の中で考えた結果俺の事は秘密にするって決めたんだろう。そりゃ神妙な空気になってもおかしくはないか


「何であれ無事で良かったです」

「こっちもご迷惑をお掛けしました。心配させてしまい申し訳ありません」

「いえいえ」

「いえいえ」

「はいそこ、お礼ループやめーい」

 神名さんに止められた。まぁこれ以上やっても神名さんが帰れないだけだし止めておこう


「はい、それじゃあ送ってあげてください」

「了解です」

「それじゃ、今度こそバイバイ!」

「はい、お気をつけて~」

 車で送られてるのに気を付けても何も無いけど、まぁ一応ね?


 屋敷の敷地から出ていく車を見送り、見えなくなったら屋敷の中に戻った

「さて、明日帰るしその前にもう少し色々やってから寝ますか」


 作り置きの料理とか作っておこう。さっき洗ったから二度手間になっちゃったけどまぁいっか




「さて、風呂入って寝るか」

 やっておこうと思った事は全部やったし、風呂入ってさっぱりしよ


 檜風呂の雰囲気は良いなぁ……目に入る木の色合いとか匂いとか落ち着くわぁ

「さっき見た感じ、皆はもう風呂に入ったぽかったし、ゆっくり出来るわ~」


 天空露天風呂と比べるとちょっと劣るけど一人でゆっくり出来るのはかなりプラスポイントだ。リラックス出来る時間は大事だ




 ふぅ~さっぱりした


 風呂から上がると廊下でじいちゃんを見かけた。一応鍋の事は伝えておくか

「じいちゃん?一応作り置きの物冷蔵庫に入れておいたから」

「おぉマジか!ちょっと見てくる!」

「今日食べちゃったら作り置きの意味無くなっちゃうからせめて俺が帰ってからにしてよ?」

 念の為注意はしておいたけど……食べちゃったら食べちゃったで仕方ないか



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