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弾丸ホームカミング

あけましておめでとうございます。今後ともよろしくお願いいたします

「えーっと……つまりはロボット……的な?」

神名さんにも何となくディールの事を話したらロボット的な存在だと認識した様だ


「ロボット……まぁ間違ってはいませんね?進化したお陰で単純にゴーレムとも言えなくなりましたし……」

そういやヴァイスと装コアで遊んだ時にゴーレムとロボットは違うって言ってたな……こそっとヴァイスに聞いてみよう


「なぁヴァイス?ディールがゴーレムとも言えなくなったって言ってるけど具体的に何がどう変わったの?」

「まぁそうだな、ゴーレムは基本的に創造主の命令しか聞かないのだ。ディールの場合だと我の命令しか聞かない……例えそれが死ねという命令でもな?」

んー、何とも悲しいと言うか忠実と言うか


「それにゴーレムは一度形を決めてしまうとそれ以降変化出来なくなる。それこそ進化せねばな」

「要は拡張性が無いって事?」

「あぁ、形を決めてしまえば役割が決まる。それ以外は殆ど出来なくなってしまうがな……」

掃除用とか処務用とか役割がガッツリ分けられちゃってそれ以外が出来ないみたいなものか。何かの、あるいは誰かに対しての対抗用のピーキーな設定にしてそれを倒してはい、終わり。お払い箱なんて事になったら悲しい事この上ない。その点ロボットは換装が出来るから拡張性はあるし、ピーキーな特化ビルドで作られても作り変えて汎用タイプにすることも出来る


「まぁディールは最早ゴーレムとは全く言えないがな……おぉいディール」

「ん?何ですか?」

「そのアイス一口くれ」

「えっ、絶対嫌ですよ?」

明確な否定。ゴーレムならば創造主の死ねという命令でさえ聞かなければならないのにアイスを一口くれと言う命令を拒否するディール


「な?」

「これはゴーレムの枠、超えてますわ」

まぁディールの場合ロボットって言うのも怪しいくらい人間味溢れてると思うけどな


「何々?コソコソしちゃって」

「あ、あぁ別に何でもないです」

ディールの事をそこまで話す必要はないし、秘密でいっか


「ま、良いけど……で一応あなた達は無害な存在って言っても良いのかな?」

ここからは真剣な話かな?


「無害有害の判断はそちら側になってしまうので正確な判断は分からぬが、我らはクロトと居る事が楽しくて一緒に居るのだ。迷惑はかけない様にしているハズだぞ?」

まぁ、持ちつ持たれつな関係ではあるので多少迷惑掛かっても俺は気にしないんだけど


「まぁ害が無いどころか有益だもんね、あの新種とかクロガネちゃんが魔石くれなかったら存在自体掴めなかったし」

まぁあの情報自体は正直クロガネだけだと面倒だったから渡しただけなんだけどな……黙ってよ


「俺達は一緒にひっそり暮らせればそれで良いんです。政府に所属したい訳でもないし、正義の味方として持て囃されたい訳でもない。邪魔をする奴は倒すだけ……それだけです」

俺達を無理矢理引き剥がそうとするなら抵抗するよ?っていう簡単な話だ


「オッケー、やっぱり玄斗君達は自由にしてよ?私はクロガネのご本人さんには会った事無いやー」

棒読み&ウィンク。神名さんそれ好きなの?


「政府関係者のお墨付きだな!玄斗」

多分非公式だけどな?それに政府関係者って言ってもメンタルケアしてる人ってそんなに偉い人か俺には分からないし


「でもスッキリしたよ。じいちゃんと神名さんに俺の秘密を打ち明けられて」

自分の命の恩人2人に嘘をつき続けるのは心苦しかったので、自然体で皆を紹介出来るのがとても嬉しかった




まぁ流石に明日には帰るとしよう。じいちゃんの屋敷に小旅行気分で来たらまさかの出会いもあったし……あっ一応神名さんとも連絡先交換しておこうかな?


「神名さん」

「ん?何?」

「連絡先、交換します?」

「あっ良いの?しようしよう!」

「これで2人目です」

「玄斗君……流石に少なすぎない?」

そうかな?まぁ他の知り合いって言ったら魔法少女くらいしか居ないし、俺としては2人に知っていてもらえればそれで満足だ



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