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弾丸ホームカミング

「遊造さん……なんで前よりパワー上がってるんですか……」

「えぇ……」

「まぁ玄斗とか居るからな!良い所見せてやりてぇって感じだ」

 良い所見せたくてそんなパワー出るとかヤバくない?300kgとかプロボクサーとかそういうレベルなんじゃ……?


「何というパワーだ……これは完敗としか言えんな。というかディール?あれは……」

「流石にちょっとリベンジしたいですね」

「お、やってみ?」

 じいちゃんがチャリンと機械にお金を入れてディールにやらせてみる


「今回は真面目にやります」

 そしてパンチ……測定結果は103kg


「これは……ちょっと反応に困るな……」

「女性平均にしたら強い方だけど……この中だとどうもパッとしないね……」

「最初の、方が、美味しい」

 美味しいとか言うんじゃない。十分強いけど上が強すぎるだけだ


「は、初めてですよ、私をここまでコケにしたのは……」

 それさっき聞いたから、そもそも自業自得じゃねぇか


「声震えてるぞ?」

「やるんじゃなかった……」

 後悔しているが、結局俺達の負けには変わりない


「俺達負けたけど何か罰ゲームある?」

「せっかく出会ったらバトルってルールにしたしな、何にすっかなぁ?」

「あっ!」

 じいちゃんが悩んでいると神名さんが何か妙案を思いついたみたいだ


「私達が勝ったら帰った時に色々着てもらいましょう!メイド服で一緒に歩くのは恥ずかしいんですよね?」

 くっ……またメイド服を着なくちゃいけないのか


「じゃ、まずは1着だな?」

 ん?あっそうか。こっちは5人だからまだ俺が着るとは限らないぞ?


「はっ!玄斗君に確実にメイド服を着せるなら5回勝たないといけない訳ですか!」

 おっと、これは地獄絵図になりそうだ


「こっちが勝ったら打ち消す?」

 結構な時間ここで遊ぶことになりそうだし、ここからはもう普通に一緒に回って戦っても良いだろう


「こっちの勝った時の要求がそれで良いのか?」

「じゃあヴァイス?俺がメイド服着ない様に俺より先にメイド服着る順番回すけど……3番目にメイド服着る。決まったら拒否不可になっても良いって事でオッケー?」

 最初の2回はケルとディールで無傷だが、3回目からはシルエッタでも良い。と言うかシルエッタのメイド服姿はちょっと見たい。けどヴァイスのメイド服姿はもっと見たい……なるほどこういう気持ちか


「それは困る!確かにそう考えると打ち消しの方が良いな……」

「これ、実質私達無敵では?」

「私達じゃいつも通りなの!」

 流石にいつもメイド服の2人は気が付いているか


「確実に玄斗君に着せるなら5回勝たなきゃいけないかぁ……よぉし!どんどん行こう!」

「一応誰が着るかはくじ引きで決めたら良いんじゃねぇの?まぁ全部勝つつもりだけどよぉ?」

 神名さんもヤバいけどじいちゃんもかなりヤバい。今後のゲーム選択も慎重にしなければマズいか?


「なぁなぁ?あれなんじゃ?あれやってみたいのじゃ!」

 慎重にやろうって思ったけど……エリュアスの新しい物を楽しみたいって感じの目で見られたら勝っても負けてもいっか!とりあえず楽しもう


「あぁ、あれはね……」




 様々なゲームをプレイした。シューティング、フリースロー、ダンス、格ゲー等々……カプセルに入って対戦するロボゲーは味方として戦ったけどそこはスコアが高い方が勝ちという事にしたり、普通に協力して遊んだり……もちろん普通に協力した方が足の引っ張り合いが無くて強かったけどとても楽しかった


「いやぁヤバいなぁ今の所こっち3負けか?3人は割と当たっちゃうぜ?」

 くじ引きで3人はかなり危ないぞ?


 まぁ楽しんで負けても皆巻き込むなら良いか、皆でメイド怖くない


「そろそろお昼かな?皆で食べに行こうよ!」

 神名さんの提案でお昼ご飯を食べに行こうとしたけどその時に嫌な感覚が俺を襲った。毛が逆立つこの感覚……なんで今なんだ



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